横浜流星(28)主演のNHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』。多くの浮世絵師や作家の才能を見出した“江戸のメディア王”蔦屋重三郎の波乱の生涯を描いた本作には、蔦屋を演じる横浜のほか、小芝風花(27)、安田顕(51)、渡辺謙(65)など錚々たるキャストが集結。また、初回から全裸の女性の死体が登場するなど、その攻めた内容も度々注目を集めている。
16日放送の回では、女郎屋の女将りつを演じる安達祐実(43)のセリフが話題に。なぜ役者の身分が低いのかという蔦屋の疑問に、りつは、
「売れりゃあ騒がれるし千両の給金だって夢じゃない。けどみんなが役者なんか目指したらまともに働くやつなんかいなくなっちまうじゃないか」
と吐き捨てるように答えたシーンだったのだが、このセリフにネットは反応。
《これを安達祐実に言わせるとかキレッキレすぎるんだよなあ 脚本》
《安達祐実さんにこのセリフを言わせるセンス、ほんとすごいですね!》
《安達祐実に言わせると重みが》
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と、さまざまな声があがっている。テレビ誌ライターはこう話す。
「安達さんに“みんなが役者を目指したらまともに働く人がいなくなる”といった内容のセリフを言わせる皮肉というか……。役者の人生とセリフを重ねるという巧みな脚本でしたね」
安達といえば、主演を務めた1994年放送の連続ドラマ『家なき子』(日本テレビ系)で一躍スターに。当時12歳だった安達さんの「同情するなら金をくれ」というセリフは大きな話題になった。
「子どもの頃から第一線で活躍する彼女だからこそ、今回のセリフに“重み”が出ましたよね。脚本家の森下佳子さん(54)はそこまで考えて安達さんにこのセリフを与えていると思いますよ」(前出・テレビ誌ライター、以下同)
森下は『世界の中心で、愛をさけぶ』『白夜行』『JIN-仁-』『義母と娘のブルース』(すべてTBS系)、連続テレビ小説『ごちそうさん』など数々の名作の脚本を手掛けてきた。
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「とくに柴咲コウさん(43)主演の大河『おんな城主直虎』はインパクトが大きかった作品のひとつです」
戦国時代、柴咲演じる井伊直虎が男の名で家督を継ぎ、井伊家復興に奮闘するストーリーなのだが、
「直虎を常に支えてきた高橋一生さん(44)演じる井伊家の筆頭家老・小野政次の壮絶な最期は視聴者の間で大きな反響を呼びました。高橋さんの俳優としての評価を一段上げた名シーンなのですが、あまりに強烈でネットでは“トラウマになった”との声もあがっていました」
森下脚本の『べらぼう』、今後の展開にも目が離せない。
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