浜辺や自宅裏の山を探索して、“お宝”を次々と集めていく不思議な動画が、YouTubeに投稿されました。動画の再生数は、記事執筆時点で7万7000回を超えています。
●レトロな骨董品を集めている投稿者
投稿者は、YouTubeチャンネル「めぇちの宝探し」でボトルディギング(古いビンの掘り出し)やビーチコーミング(海岸などに打ち上げられた漂着物を収集の対象にしたり、観察したりすること)などで獲得した骨董品を紹介しているめぇちさん。
今回の舞台となるのは海と山。めぇちさんは普段から海や川、路地裏などさまざまな場所を探索していますが、「宝探しは必ず安全第一で行動し、必要に応じて事前の許可取りや片付けの約束など、ルールやマナーを必ず守りましょう」と注意喚起しています。
|
|
●なつかしい! おはじきや瓶が続々……
海での探索では、さまざまなタイプの「おはじき」を発見。数字が記されている乳白色の物や、鮮やかなコバルトブルーの物、碁石風の物、透明で三つどもえの模様がある物などを入手しました。
続いて「バチ瓶」をゲット。呼び名は形が三味線のバチに似ているためであり、調味料や食紅の入れ物として使われていたのではないかとのこと。実際に使ったことのある人もいるのではないでしょうか? ガラスの偏りや気泡の入り方が特徴的で、当時の製造技術を思わせる一品。このバチ瓶がまとっているような“いびつさ”が、レトロガラスの魅力だそうです。
また、「型押しはじき」と思われる星形のガラス製品も入手。さまざまな形状と模様を有するのが特徴です。宝探しでもめったに見かけないレア物ですが、よく見ると角の部分には柄らしき物が折れたような痕跡が。残念ながら型押しはじきではないと結論付けました。
この他にも海では、香水などに使われていたガラス栓や丸薬用の瓶などを見つけました。今回手に入れた丸薬瓶は、海や川でも完品の状態で手に入りやすい作りが丈夫なタイプなのだとか。
|
|
●まさかの“自宅裏”で出会いが!
場面は変わって自宅裏。付近の山を探索していると、地面に埋まっているガラス製品を発見。現場は自宅のすぐ近くですが、今まで全く気付かなかったそうです。まさに灯台下暗し。
硬い地面から出土したのはコンペイトーの瓶のかけら。その後もフタが付いている“みやこ染”用の瓶と、お染白百合香油の瓶を手に入れました。まだまだ裏山は探しがいがありそう。
そんな山探索で、ついに“激レア”なガラスと遭遇します! 植物の根と一緒に土の中から顔を出していたのは、外用薬「ピューア水」の瓶でした。エンボス加工により「棚橋薬行」と記されているコバルトブルーのピューア水の瓶は、コレクター人気が非常に高い激レアレトロガラス! 過去に見つけたピューア水の瓶と比較すると、文字や瓶全体の大きさ、口元の形状などあらゆる面が異なっており、個体差の激しいところが面白いそうです。
●「ワクワクした!」思わず見入ってしまう人続出
|
|
自宅近くで激レア品を発掘する光景には、「子どもの頃にいろいろ拾ってきては親にガラクタ呼ばわりされたけど動画見て懐かしく感じました」「こんな楽しい世界があったんだ〜」「古い瓶はガラスの色が独特だし、気泡があったり厚みが不均等なのが味があっていいですよね」「もう、これ才能なんだろうな。同じ場所で探しても一般人じゃこんなに見つけられない気がする」などの感想が寄せられています。
めぇちさんはこの他にもさまざまな場所でトレジャーハンティングをしている様子をYouTubeチャンネル「めぇちの宝探し」と、X(Twitter/@mechi_otakara)アカウントで発信中。また、サブチャンネル「大人の自由奔放な物作り」では、ゲットした物を使って雑貨やアクセサリーを作る様子を公開しています。
動画提供:YouTubeチャンネル「めぇちの宝探し」さん
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 ITmedia Inc. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。