上方落語の文化祭&ファン感謝デー「第32回彦八まつり」(5月17、18日=大阪・生国魂神社)の開催記者会見が18日、大阪市の生国魂神社で行われ、タレント明石家さんま(69)がゲスト出演すると正式発表された。
さんまは自身がパーソナリティーを務めるMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」(土曜午後10時)で、笑福亭鶴瓶から電話があり、「落語会には行かせていただく。共演させていただくのも楽しみにしている」と、彦八まつり参加を“フライング発表”していた。
実行委員長を務める桂吉弥は、この会見でゲスト出演をサプライズ発表する予定だったが、「絶妙なタイミングで世間へのニュースになった」。
経緯については、1月下旬に笑福亭鶴瓶に出演を打診したところ、鶴瓶が「さんまにも言うたろか」とその場で電話。「日曜やったら行けるで。なんでもしたるで」と快諾を得たという。吉弥の師匠桂吉朝さんとさんまが同期で、「吉朝くんの弟子の吉弥が実行委員やし、盛り上げたらなアカン」と話していたそうで、吉弥は「そんなんも感じてくれてるんかな」と感謝した。
一方で、さんまが「中居も連れて行きましょか」と芸能界を引退した中居正広氏(52)の名前を挙げていたことには「冗談です」と笑った。
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さんまは18日に出演。彦八まつり参戦は04年以来21年ぶりとなる。前回出演時には、笑福亭一門の「五枚笹」の紋が入った着物で登場。今回も「着物を着たらええんやろ?」と話しているという。
落語は行わず、フジテレビ系「さんまのまんま」を模した、ゲストを交えたトークイベント「さんまのさんま」に登場する予定だが、桂小春団治は「まったく想像つかない。飛び入りでいろんなところに入ってくれたらありがたい」と他のイベントやファン交流イベントへの飛び入り参加も歓迎していた。
イベントでは、鶴瓶と昨年の繁昌亭大賞奨励賞を受賞した露の紫、桂三実との落語会「鶴瓶と花の若手たち」や、吉弥と落語芸術協会所属の瀧川鯉朝、落語協会所属の柳家三三による「東西三協会三つ巴落語会」などが行われる他、6年ぶりとなる野外ステージも復活する。プロの落語家や大学の落研による辻咄(つじばなし)などが行われる。
同イベントは上方落語の祖、米沢彦八が活躍した同神社の境内に1990年、記念碑を建立したのが始まり。上方落語の四天王のひとり6代目笑福亭松鶴さんの命日にちなみ、以前は9月第1土、日曜日に行われていたが、暑さと台風に悩まされることも多かったことから、昨年から5月開催になった。
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