来日したT.クルーズ、雨でもファンに神対応&トトロと記念撮影。気さくな素顔の裏には不断の努力も

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2025年05月10日 09:10  女子SPA!

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 ハリウッドスターのトム・クルーズがこのたび3年ぶりに来日。6日には、主演を務める『ミッション:インポッシブル』シリーズ最新作のジャパンプレミアが東京都庁で行われ、監督やほかの出演者らとともにイベントに登場した。

 雨の中、会場に集まった1000人以上のファンに丁寧に対応し、世界的スターとしてのプロ魂を見せたトム。その一方で、ジブリ美術館を訪れ、トトロと笑顔で記念撮影する姿を披露し、日本のファンをホッコリさせた。

◆雨の都庁で3時間にわたりファンサービス

 今月6日、『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』のジャパンプレミアが東京都庁で開催。世界最速となったこのプレミア上映イベントには、約1000人以上のファンが参加した。

 冒頭、小池百合子都知事が開会宣言し、主演のトムをはじめクリストファー・マッカリー監督や豪華キャスト陣が登場すると、会場となった都民広場の熱気が一気に高まった。

 当日はあいにくの雨模様となったが、トムらキャスト陣はファン一人ひとりに笑顔で対応。およそ3時間にもわたりサインや記念撮影に応じ、場内から喜びの歓声が上がった。続くトークセッションでは、トムをはじめキャスト陣は「本当に日本が大好き」「皆様にお会いできて最高に幸せ」「ありがとう!TOKYO!!」と日本のファンに熱いメッセージを送った。

 フィナーレには、本作にちなんだ特別なプロジェクションマッピングが都庁の巨大な壁面に投影される演出も。会場の熱気冷めやらぬなか、豪華絢爛なイベントは幕を閉じた。

 その後、トムら一行は上映会が行われる映画館へ。集まった300人以上のファンとともに最新作を鑑賞した。上映後には、8分以上のスタンディングオベーションが続き、観客から惜しみない拍手が送られた。

◆ジブリ美術館でトトロと記念撮影&渋谷スカイで山崎監督と対面

 ジャパンプレミア翌日に行われた来日記者会見では、「また日本に来られて本当に嬉しいです」と話したトム。前日の上映会で熱烈なスタンディングオベーションを受けたことについて、「本当に大きな感動でした。昨晩の事はずっと忘れません」と感慨深く語った。また通訳として長年携わり、映画で字幕翻訳も担当している戸田奈津子さんを紹介し、深い感謝を表した。

 今回で25回目の来日を果たしたトムは、つかの間の日本滞在を満喫した模様。マッカリー監督とともに三鷹の森ジブリ美術館を訪問し、笑顔でトトロと記念撮影する様子も公式SNSに投稿されている。

 また展望施設「SHIBUYA SKY(渋谷スカイ)」で、『ゴジラ-1.0』の山崎貴監督と対面する様子も公開。フォロワーからは、「ぜひトムと山崎監督で映画を作ってほしい!」と早くも期待の声があがっている。

◆命がけのアクションシーンの前には「ソーセージと卵12個…」

 1996年に始まった「ミッション:インポッシブル」シリーズで主人公のイーサン・ハント役を演じてきたトム。軍用機からぶら下がったり、世界一高い超高層ビルを安全ワイヤー1本でよじ登ったり、山頂からのバイクジャンプ&リアルなカーチェイスをしたりと、毎回驚異的なアクションシーンを自らこなし話題を呼んできた。

 ほぼすべてのスタントを自ら演じることにこだわっているというトム。命がけのスタントシーンを撮影する前に必ずすることがあるという。それは「大量の朝食」を食べること。米誌『ピープル』の「ミッション:インポッシブル」特集号のインタビューで、こう語っている。

「実は大量の朝食を食べるんだ」
「ものすごいエネルギーが必要になる。翼の上を歩くために、かなりハードなトレーニングをするからね。ソーセージと卵12個くらいとベーコンとトースト、コーヒーと水分を取るようにする」
「すごく食べるよ! 想像してみて。それは標高が高くて、寒いところだ。体はすごくエネルギーを消費する」

 シリーズ最新作『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』でも、縦横無尽に旋回する小型プロペラ機や水中でのスタントシーンに挑戦。かなり困難が伴う撮影だったようだが、以前パイロット資格を取得したときに受けた訓練のおかげで乗り越えられたという。

「幸いなことに、ジェット機を操縦するときは、低酸素症と二酸化炭素の蓄積に対する訓練を受ける。自分の体の状態とその反応を感知できるようになる」と説明したトム。子供の頃に飛行機の翼の上を歩く人の映像を見てスタントマンの道を志したという彼は、「映画作りが大好きなんだ。それは僕にとって仕事ではなく、僕という人間そのものなんだ」と話している。

◆「常に礼儀正しい」かつての共演者も絶賛

 映画界への多大な貢献が認められ、今月には英国映画協会(BFI)から最高栄誉となるフェローシップが授与されることになっているトム。これまで自身が出演する作品の多くを英国各地で撮影しており、今回の受賞につながった。

 英映画界を代表する名優で、米アカデミー賞で脚本賞を受賞した名作『ベルファスト』の監督としても知られるケネス・ブラナーもトムを称賛している。ケネスは先日、英紙『サンデー・タイムズ』で、2008年の作品『ワルキューレ』で共演したトムについて言及した。

 ケネスは「『ミッション:インポッシブル』や『トップガン』での功績は唯一無二」としたうえで、「映画館で観客に素晴らしい時間を過ごしてもらうことを目指したエンターテインメント」を作り上げたトムを「映画スター以上の存在」と高く評価。その一方で、「彼は過小評価されている。彼の黄金時代はこれからだ」と語っている。

 さらに、「彼は英国で尊敬されているが騒がれることはない。何度かパブに一緒に行ったが、彼は静かな一角を見つけてはその雰囲気を楽しむ。人々に見つかっても常に礼儀正しい」「よく笑い、自分のしていることを存分に楽しんでいて、皆が影響される」「人とのやり取りを観察していても、常に同じ態度だ。率直で気さく、明るく謙虚」とその人柄を称賛している。

 そんなトムが渾身を込めて作り上げたシリーズ29年間の集大成『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』は今月23日(金)日米同時公開。なお、日本のファンの間で本作への期待が高まっていることを受け、今月17日(土)〜22日(木)の6日間、全国の劇場にて先行上映されることが発表されている。

<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>

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