東〜西日本と沖縄に「高温に関する早期天候情報」 来週はムシムシとした夏の暑さに

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2025年05月12日 18:18  日本気象協会

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今日12日、気象庁は「高温に関する早期天候情報」を発表しました。東日本から西日本、それに沖縄では、18日(日)頃から「かなりの高温」が予想されています。日中は30℃くらいまで気温の上がる所があり、これまでより湿度が高くムシムシとした暑さになる見込みです。より一層、熱中症対策が大事になりそうです。

来週は東〜西日本と沖縄で「10年に一度レベルの高温」

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今日12日、気象庁は「高温に関する早期天候情報」を発表しました。「高温に関する早期天候情報」は、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに発表されるものです。具体的には、6日先から14日先までの期間で、5日間平均気温が「かなり高い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表されます。

東日本から西日本、それに沖縄では、18日(日)頃から「かなりの高温」が予想されています。日中は30℃くらいまで気温が上がり、真夏日になる所も出てくる見込みです。18日(日)の最高気温は、東京で29℃、名古屋で30℃の予想で、その後も25℃以上になる日が多いでしょう。

18日頃は湿気急増でムシムシとした暑さに

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18日(日)頃は、前線に向かって、南から暖かく湿気を多く含んだ空気が流れ込みやすく、これまでよりムシムシとした夏の暑さになる見込みです。蒸し暑くなると体に熱がこもりやすく、熱中症のリスクが高まります。軽い運動から始めて汗をかきやすい体作りをして、熱中症予防を心がけてください。

「暑熱順化」暑さに強い体作り

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「暑熱順化」とは、体が暑さに慣れることを指しています。個人差もありますが、暑熱順化には数日から2週間程度かかります。暑くなる前から余裕をもって暑熱順化のための動きや活動を始めましょう。

・ウォーキングやジョギング
帰宅時にひと駅分歩く、外出時にできるだけ階段を使用するなど、少し汗をかくような動きをしましょう。目安としては、ウォーキングの場合の時間は1回30分、ジョギングの場合の時間は1回15分、頻度は週5日程度です。

・サイクリング
通勤や買い物など、日常の中で取り入れやすいのがサイクリングです。目安とし
ては、時間は1回30分、頻度は週3回程度です。

・筋トレやストレッチ
室内では、筋トレやストレッチなどで軽く汗をかくことができます。ただ、室内
の温度や湿度には十分注意して、暑くなりすぎたり、水分や塩分が不足したりし
ないようにしましょう。目安としては、時間は1回30分、頻度は週5回〜毎日
程度です。

・入浴
シャワーのみで済ませず、湯舟にお湯をはって入浴しましょう。入浴の前後に
は十分な水分と適度な塩分を補給し、入浴して適度に汗をかくとよさそうです。
目安としては、入浴の頻度は2日に1回程度です。

暑熱順化ができても、数日暑さから遠ざかると効果はなくなってしまいます。自分が暑熱順化できているかを意識し、まだ暑熱順化できていないときには、こまめな水分補給や涼しい場所での休憩などで熱中症を予防しましょう。

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  • 「10年に一度〜」という言葉を使うのは止めたら。やたらこの言葉が最近多くなった。
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