サムスン電子が5月13日、新型スマートフォン「Galaxy S25 Edge」をグローバルで発表した。5月13日に予約を開始し、23日に発売する。価格は1099ドル(約16万3000円)から。現在のところ日本での発表はアナウンスされていない。
Galaxy S25 Edgeは、奥行き5.8mm、重量163gという薄型軽量ボディーを特徴としており、Galaxyスマートフォンの中で最薄を実現した。カラーバリエーションはTitanium Jetblack、Titanium Silver、Titanium Icyblueの3色を用意している。幅は75.6mm、高さは158.2mm。
側面にはチタンフレームを採用することで耐久性を確保している。ディスプレイには新開発の「Corning Gorilla Glass Ceramic 2」を採用。このガラスにはクリスタルが埋め込まれており、高い透明度を維持しながら、ディスプレイの強度が向上しているという。6.7型QHD+有機ELディスプレイは1〜120Hzの可変リフレッシュレートに対応している。
アウトカメラは2億画素の広角カメラと1200万画素の超広角カメラで構成される。望遠カメラは搭載していない。小型のカメラモジュールを開発してカメラレンズの出っ張りを最小限に抑えている。これはサムスン電子が開発したカメラモジュールでは最小のものだという。インカメラは1200万画素だ。
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2億画素の解像度を生かし、Galaxy S25と比較して低照度環境でも40%以上明るく撮影できるとする。暗所でも明るく撮影するナイトグラフィーにも対応している。超広角カメラはオートフォーカスによってマクロ撮影も可能だ。Galaxy S25にも採用したProVisual Engineでは、衣服や植物のディテールを鮮明に記録したり、ポートレートで自然な肌色で記録したりできる。
Galaxy AIを活用した編集機能も健在だ。写真に写り込んだ不要なものを削除できる「AI消しゴム」、動画でノイズを除去できる「オーディオ消しゴム」を利用できる。
プロセッサは他のGalaxy S25シリーズと同様に「Snapdragon 8 Elite Mobile Platform for Galaxy」を搭載。本体が薄いので発熱が気になるところだが、より薄く、高い放熱性能を持つベイパーチャンバーを備えることで対策している。
メインメモリ+内蔵ストレージは、12GB+256GBと12GB+512GBを選べる(国や地域によって採用するモデルは異なる)。バッテリー容量は3900mAhとなっており、Galaxy S25の4000mAhからわずかに減っている。IP68の防水・防塵(じん)に対応している。
他のGalaxy S25シリーズと同じく、AIエージェント「Galaxy AI」の各種機能に対応しており、複数のアプリをまたいだ処理の実行が可能。ロック画面に通知や音楽などの情報を表示する「Now bar」、パーソナライズされた情報を表示する「Now brief」は、サードパーティーのアプリにも対応し、リマインダーとしても機能する。Googleとの連携により、サイドキーの長押しでGeminiを起動できる他、カメラで写した内容をGeminiにリアルタイムで質問できる「Gemini Live」も利用できる。
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