
この先の東北地方は晴れる日が多いでしょう。特に、5月中旬は季節先取りの暑さで、南部を中心に25℃を超える所がありそうです。まだ体が暑さに慣れていない時期です。こまめな水分補給や適度な休憩など、熱中症対策を心がけましょう。
15日〜21日 南部を中心に28℃超も 熱中症対策を万全に
明日15日(木)は高気圧に覆われて、午前を中心に晴れるでしょう。16日(金)も天気の大きな崩れはなく、日中は晴れ間の出る所が多くなりそうです。
17日(土)は前線が本州にかかるため、東北地方は広く雨が降るでしょう。前線の動き次第では福島など雨脚が強まる恐れがあります。18日(日)は、気圧の谷が北日本を通過する予想です。午前中は北部を中心に雨が降り、局地的に雷雨となる恐れがあります。屋外でのレジャーなどは、天気の急変に注意が必要です。
この土日は、仙台の初夏の風物詩「仙台・青葉まつり」が開催されますが、曇りや雨のぐずついた天気となる見通しです。前線や低気圧の位置によって、雨の降るタイミングや量が変わるため、常に最新の気象情報を確認するようにしてください。
19日(月)から21日(水)にかけては、前線が日本の南に南下する予想です。東北地方は天気が回復し、広く五月晴れとなりそうです。
最高気温は平年より高い日が多く、南部を中心に25℃を超える所があるでしょう。季節先取りの暑さで、山形や福島では28℃くらいまで上がる日がありそうです。まだ体が暑さに慣れていない時期です。運動会や農作業など屋外での作業の際は、こまめに水分を補給し、適度に休憩もとるようにしましょう。
22日〜27日 日本海側を中心に晴れる 極端な暑さはなし
22日(木)以降も天気の大きな崩れはなく、日本海側を中心に晴れる日が多いでしょう。日中は紫外線が強まるため、日傘を使ったり、帽子をかぶったりして、紫外線を防ぎましょう。屋外での行動は、なるべく紫外線の強い時間帯を避けると良さそうです。
気温は、平年並みか平年より高い日が多いでしょう。極端な暑さの日はないものの、南部では25℃以上の夏日の所がありそうです。
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暑熱順化をするために日常生活でできること
暑熱順化には、体を暑さに慣れさせることが重要です。個人差もありますが、暑熱順化には数日から2週間程度かかります。暑くなる前から余裕をもって暑熱順化のための動きや活動を始めましょう。
暑熱順化のための動きや活動には、次のようなものがあります。
・ウォーキングやジョギング
帰宅時にひと駅分歩く、外出時にできるだけ階段を使用するなど、少し汗をかくような動きをしましょう。目安としては、ウォーキングの場合の時間は1回30分、ジョギングの場合の時間は1回15分、頻度は週5日程度です。
・サイクリング
通勤や買い物など、日常の中で取り入れやすいのがサイクリングです。目安とし
ては、時間は1回30分、頻度は週3回程度です。
・筋トレやストレッチ
室内では、筋トレやストレッチなどで軽く汗をかくことができます。ただ、室内
の温度や湿度には十分注意して、暑くなりすぎたり、水分や塩分が不足したりし
ないようにしましょう。目安としては、時間は1回30分、頻度は週5回〜毎日
程度です。
・入浴
シャワーのみで済ませず、湯舟にお湯をはって入浴しましょう。入浴の前後に
は十分な水分と適度な塩分を補給し、入浴して適度に汗をかくとよさそうです。
目安としては、入浴の頻度は2日に1回程度です。
暑熱順化ができても、数日暑さから遠ざかると効果はなくなってしまいます。自分が暑熱順化できているかを意識し、まだ暑熱順化できていないときには、こまめな水分補給や涼しい場所での休憩などで熱中症を予防しましょう。