「傷つけあって辛い」「戦争のせいで」朝ドラ『あんぱん』第33話の切なすぎる展開に視聴者悶絶

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2025年05月14日 16:20  web女性自身

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3月31日から放送が始まったNHK連続テレビ小説『あんぱん』。第7週になり物語は徐々に戦争の影が広がり、5月14日放送の第33話では切なすぎる展開が描かれた。



同作は『アンパンマン』を生み出した漫画家のやなせたかしさんと、その妻・小松暢さんをモデルに、激動の時代を乗り越えて、人々に希望を与える国民的作品に辿り着くまでの夫婦を描いた物語。小松暢さんがモデルのヒロイン・朝田のぶを今田美桜(28)が、やなせたかしさんがモデルの柳井嵩を北村匠海(27)が演じている。



東京高等芸術学校に入学し、東京で自由を謳歌する嵩と、高知の女子師範学校で軍国教育を受けるのぶ。蘭子(河合優実)の思い人であり、幼きころから共に暮らしてきた豪の出征を見送ったことをきっかけに、のぶは愛国心を増していった。



第33話のラストでは、帰省中の嵩がのぶを呼び出し東京の土産を渡そうとするシーンが描かれた。



絵で生きる覚悟を決めた嵩は、のぶの言葉のおかげで「受験も頑張れたし、コンクールでも佳作になった」といい、「気に入ってくれるといいけど」お礼にと箱を差し出す。



中身は赤いハンドバッグだった。「こんな美しいもん……」と息を飲むのぶ。しかし、「ありがとう。でも、こんな贅沢なものもらうわけにはいかん」と受け取ろうとしない。「どうして?」と聞く嵩にのぶは「どうしてもこうしても、こんなん欲しがったらいかん」と、こんな贅沢な物に使う金があったら戦地の兵隊に献金すべきだと言い、「そう思わん?」と問い返す。



すると嵩は「思わない。のぶちゃんだって、さっきこんな美しいもんって言ったじゃないか。喜んでくれたかと思った」といい、「美しいものも美しいと思ってもいけないなんて、そんなのおかしいよ。のぶちゃんが先生になったら、子ども達にもそんな風に教えるの? そんな先生、僕は嫌だな」と静かに反論した。



続けて嵩が「僕が知ってるのぶちゃんは正直すぎるくらい正直で面白い女の子だった」と告げると、のぶは「うちも変わったかもしれん。でも嵩も変わった。もう、あの頃みたいにはなれんって分かったやろう」と葛藤をあらわにする。



嵩はそれでも「待って、のぶちゃん。これだけでも受け取ってくれないかな? 今は持てなくてもいつかは……」とプレゼントを渡そうとするが、「いらんと言ったらいらん!」と、結局のぶはバッグを突き返し、「しゃんしゃん(さっさと)東京へいね!」と強烈な別れ方をしてしまったのだった。



まったく対照的な思いを抱えるのぶと嵩のコントラストによって、軍国主義に突き進んだ時代を見事に描いた名シーンだが、Xではその切ない展開に悲しむ人が続出した。



《のぶと嵩がかみ合わなくて傷つけあって辛い》
《のぶちゃんとすれ違いのまま、また離ればなれになるの辛い 嵩の想いがいつかのぶちゃんに届きますように》
《あんぱん、こうやって戦争のせいですれ違ってしまうのか…そして嵩は出征、のぶは結婚してしまうのか…》
《戦争が、喧嘩しなくてもいい二人の仲をさいていく…悲しいね。千尋さん、のぶちゃんのことが好きだったのか…気がつかなかったよ》
《のぶと嵩 どちらも間違ってないのにな 戦争がそうさせてしまうよね のぶまた言ってしまったよね》

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