D2Cアイウェア「ワービーパーカー」が上場以来初の黒字を達成　年内に45店舗を新規出店へ

　アメリカ発のD2Cアイウェアブランド「ワービーパーカー（Warby Parker）」を運営するWarby Park社が、2025年第1四半期（2025年1〜3月）の決算を発表した。営業損益は247万1000ドル（約3億7000万）の黒字（前期は512万7000ドルの赤字）を計上し、同じく前年同期に赤字だった純損益も347万2000ドル（約5億2000万円）の黒字に転じ、大幅に改善。2010年の創業以来、長らく赤字経営が続いていた同社だが、上場以来初めて黒字化を達成した。

　今四半期は11店舗を新規オープンし、実店舗は計287店舗となった。アクティブ顧客数は、前年比8.7％増の257万人と7四半期連続で伸長し、eコマース成長率も2021年スタート以来最高の成長率を記録した。共同創業者兼共同CEOのニール・ブルメンタール（Neil Blumenthal）は、「私たちのチームは2025年に向けて力強いスタートを切ることができた」と語り、共同創業者兼共同CEOのデイヴ・ギルボア（Dave Gilboa）は、「今年の残りを見据えて、私たちは多様なサプライチェーンと生え抜きのチームの力を活用し、戦略的優先事項を実現していく」と付け加えた。下半期には、Targetの一部店舗で展開するショップインショップ5店舗を含めた、計45店舗の新規開店を計画している。