「忘れられない経験になった」 小学生ら40人がサッカー教室に参加 「ドルトムント」の育成メソッド体験

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2025年05月14日 16:40  OVO [オーヴォ]

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サッカー教室でドリブルの練習をする子どもたち

 「しっかり相手を見て!」「もっとスピードアップ!」――。サッカーコートにコーチの声が響く。所狭しとコートを走り回っているのは小学生たちだ。

 ドイツのサッカー1部リーグ(ブンデスリーガ)に所属する「ボルシア・ドルトムント」の育成メソッド(運動×脳トレ)を体験できる「UltimaLift Presents 1Dayサッカー教室」が5月10日、東京都立川市の「MIFA Football Park立川」で開かれ、約40人の小学生らが参加した。

 都内で鍼灸(しんきゅう)整体院や整体スクールなどを展開するプレキュラ(東京都武蔵野市、金森慈治社長)が主催し、一般社団法人ドルトムント・サッカーアカデミー(東京、中野孝之代表理事)が協力して実現。

 教室は年齢ごとに「U8(小学2年生以下)」「U10(小学4年生以下)」「U12(小学6年生以下)」の三つに分けられ、鮮やかなウエアに着替えた参加者らは、運動と脳トレを組み合わせたドルトムント独自のトレーニングをしたり、ボールを使ったドリブルやフェイントの練習後に、5対5でミニゲームを行ったりした。

 同アカデミーのブラジル人コーチ、ゴメス・グスタボ氏が「丁寧に、ボールに集中して!」などと矢継ぎ早に指示を出す。時おり小雨が降る中にもかかわらず、参加者らは笑顔でボールを追いかける。最初は気後れしてコートの外で見ていた幼稚園児も、気づけば汗だくになって走り回っていた。


 都内から参加した佐藤丞さんは「サッカーは初めてだったけど、とても好きになった」と満面の笑み。川崎市から来た山根守紘さんは「コーチがうまくてびっくりした。疲れたけど忘れられない経験になった。これからもサッカーを続けたい」と興奮して答えた。

 サッカー教室を主催したプレキュラの金森社長は「この経験が子どもたちの飛躍のきっかけになって、いつか海外にも挑戦してもらえたら」と話した。

 同アカデミーの中野代表理事は「機会があれば、今後もこの教室を開きたい」と意欲を示したうえで、現在、全国45会場で展開するスクールの数を「3年後には100会場を目指したい」と抱負を述べた。

 ドルトムントはドイツサッカー界最高峰の「ブンデスリーガ」に所属する強豪クラブで、日本人選手では香川真司選手が在籍したこともある。

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