来期は売上高100億へ、yutoriが過去最高益達成

　yutoriが、2025年3月期の通期決算を発表した。売上高は前年同期比92%増の約83億600万円、営業利益は同75%増の6億7100万円といずれも過去最高を達成。創業以来7期連続の増収増益となった。

　同社は2025年3月期第3四半期から、小嶋陽菜が代表を務めるハート リレイション（heart relation）を連結対象に加えたことで、売上高は第2四半期の約12億円から約31億円となり規模が拡大。店舗数は、前年と比べ2倍となる46店舗に増加したほか、今期新たに9ブランド増え、運営ブランド数は全部で38となった。
　また、2025年8月からヤングカルチャー事業を新会社のワイジー（YZ）として、コスメ事業をプール（pool）としてyutori傘下に加える分社化を予定。理由については「継続的かつ安定的な事業運営の実現と、さらなる収益拡大を目指すため」としており、ヤングカルチャー事業においては、主要ブランドの「ナインティナインティ（9090）」を主軸に、全体的な底上げを図る計画で、コスメ事業においては、新作アイテムの投入を行い収益拡大を狙う。
　2026年3月期では、売上高110億円、営業利益8億8000万円を目指す。