中居正広氏側に助言の橋下徹氏、性暴力の解釈巡り「意に反すれば全てアウトでは後から言えば…」

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2025年05月15日 10:27  日刊スポーツ

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橋下徹氏(2023年7月撮影)

元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(55)が14日、X(旧ツイッター)を更新。同日放送のカンテレ「旬感LIVE とれたてっ!」(月〜金曜午後1時50分=関西地区)で、元タレントの中居正広氏(52)をめぐる発言を補足した。


同番組で中居氏が代理人弁護士を通じ、フジ・メディア・ホールディングスとフジテレビが設置した第三者委員会による調査報告書に対して反論したことについて言及。橋下氏は調査報告書が発表された際、一貫して中居氏の人権侵害の可能性もあると指摘していた。「そしたら中居さんの関係者の方から、弁護士以外の関係者から、ちょっと意見とかいろいろ質問に答えてもらいたいということで、ちょっとそういう助言というか、関与はしました」と告白。法律家として意見を求められたと言いつつ、中居氏とは直接コンタクトを取ってはいないことも明かした。


反論がこの時期にずれ込んだことについて「中居さん自身はもう自分自身で反省をして、『今後、もう世の中に出るようなことはないだろう』というふうに思っていた。周りの法律家たちが『おかしいよね』という声がどんどん大きくなってきて、これはちゃんと言うべきことは言おう、ということを周りの弁護士たちが言い始めたというところがあります」と説明。


「時間がかかって、『なんで今、反論なんだ』って言っても、中居さんは悩んで悩んで、自分が悪かったと思っていたんだけど、周囲が『言うべきことは言わなきゃいけないんじゃないの』っていうことになって、ここに至ったっていう経緯ですね」との見解も示した。


調査報告書について、橋下氏は「第三者委員会自身が中居さんへの人権侵害への可能性大と。ヒアリングをやり直せ、と思います」と改めて指摘。「事実関係をよく分からないままで、性暴力、中居さんが重大な人権侵害を犯したと。これ事実関係、みんなどこまで分かっているんですか、ということですよ。第三者委員会を皆さん、絶対視してますけども、別に絶対的な存在でもないし、正義のヒーローでも何でもないんですよ。いち弁護士集団」と私見を展開した。


さらに「フジテレビは第三者委員会に依頼をしたから、フジテレビの内部のことは第三者委員会に任すことはいいんだけれど、中居さんのことをあの程度の記述で性暴力だ、重大な人権侵害を犯したって、もし言ったら、第三者委員会は週刊誌と同じようなもんで、そんなことを週刊誌が報道したらどうなります?」と疑問を呈した。


続けて「中居さんは事実を全部言いたいらしいんです。で、それを取り上げてくれなかったらしいです。言い分がそれぞれ、食い違ってるかも分からないけれども、いま中居さんはすべてを語りたい。でもいきなりこれを公にやってしまうと、非常に微妙な問題もあるから、まずこれは第三者委員会にすべてをちゃんと話すから、それをもとにもう1回判断をしてほしいと言っています」とも述べた。


橋下氏は同番組出演後、自身の発言のネットニュースを引用した上で「意に反すれば全てアウトでは、後から意に反していたと言われたら全部アウトになるのかとなる。性行為の時点でどんなやりとりがあったのかがやはり重要」とXでつづった。


中居氏側は12日の反論で「性暴力の実態は確認されなかった」と主張。また調査報告書では、中居氏が守秘義務解除に応じなかったとされているが、中居氏側の代理人弁護士側の主張として「当初、中居氏が守秘義務解除を提案していた」などと反論。さらに中居氏が約6時間にわたってヒアリングに応じたものの、報告書には発言の要旨がほとんど反映されていないなどの指摘もあった。


被害女性の代理人弁護士は、中居氏側の12日の反論を受け、同日「中居氏の今回の第三者委員会に対する文書提出に関して、現時点で被害女性としてコメントすることはありません」としていた。また「このような中居氏の動きをうけて」とした上で、「Aさんら女性(元)アナウンサーに対する憶測に基づく誹謗中傷や悪意の攻撃が再び強まることを懸念しており、メディアの皆さまには特段のご配慮をお願いいたします」とコメントしていた。

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  • 仮に中居氏からすれば合意があったと思っていたことの合意が後から覆されたのだとしても、その合意のもとで行われたとされる行為が必要なことだったのかというのも突き詰めれば疑問になってくる
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