
【写真】世界中からも共感を呼んだ 今なお色褪せない『火垂るの墓』(1988)場面写真
昨年9月16日から、日本を除く190以上の国や地域で、スタジオジブリによる名作アニメーション映画『火垂るの墓』を独占配信してきたNetflix。配信初週には、Netflix週間グローバルTOP 10(映画・非英語部門)で第7位にランクインし、1988年に公開された作品にもかかわらず、今作に感動した海外のファンによる投稿がソーシャルでトレンドとなるなど、非常に大きな注目を集めた。
そして今回、7月15日から、日本国内でも配信開始となることが決定。この発表により、Netflixは、スタジオジブリ作品を初めて日本で配信することになる。
直木賞を受賞した野坂昭如氏の短編小説が原作となる、巨匠・高畑勲監督の映画『火垂るの墓』は、1988年にスタジオジブリによって公開。公開以降、国内外で多くの賞を受賞し、今では日本を代表する名作としても知られる。昨年のNetflixでの世界配信以降には、世界中の多くの視聴者から感動の声が寄せられ、戦争の悲劇や家族の絆を描いたテーマが、国や文化を超えて共感を呼び、SNSやレビューサイトでも大きな反響があったそう。
今回の発表に関し、映画の著作権を持ち、原作小説を刊行している新潮社コンテンツ事業室の矢代新一郎室長は、「夏が来る度に見ようと思う、そして誰か大切な人に勧めたくなる。今や、世界中でそんな評価を得ているようです。あの日から80年も経つのに、未だ戦火がやまない時代にあって、国籍、人種、民族問わず多くの方々の心にじわりと染み渡っていることを、嬉しく思います」と述べている。
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映画『火垂るの墓』は、7月15日からNetflixで配信。