「ビジネスクラスに乗って、感情を失った話です」
【漫画】快適すぎて“空飛ぶダメ人間”に…ビジネスクラス体験記
エッセイ漫画『プリンセスお母さん』などの作品で人気の漫画家・並庭マチコさん（@manga_m）が、海外旅行にて飛行機のビジネスクラスを利用し、そのあまりの快適さに感動。その時の体験を漫画として公開されました。
貸出品にフード・ドリンクも充実、快適すぎる空間
これまで飛行機はエコノミークラスばかり利用されていたという並庭さんですが、今回は日本の大手航空会社のビジネスクラスのサービスをはじめて利用。その様相は、まさに別世界だったようです。
広々とした半個室の空間には便利な設備がたくさんあり、並庭さんは「なにこれ住める」と感動。
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パジャマやルームウェア、布団といった貸出品が充実しており、機内食もこれまで提供されていたものとは違い非常に豪華。さらには、機内食が提供される時間以外でも、軽食やドリンクが注文可能です。
そのサービスや設備の充実さ加減に、並庭さんはすっかり「高速で移動する空飛ぶダメ人間」と化してしまったそう（笑）。
目的地のイギリスまで約１４時間の旅。その間、あまりに快適すぎて、到着時にはすっかり“無感情”になってしまったとのことでした。
そんな並庭さんのビジネスクラス体験談。漫画が公開されたX（旧Twitter）には、１０万近くのいいねが付き、リプ欄にもたくさんのコメントが寄せられました。
「高速で飛ぶダメ人間になりたい…」
「コレは天獄ってヤツですね」
「私、ここの子になる！！ってなりますね」
「直接チョコくださいのくだりが面白過ぎて声出して笑いました」
「私は中国系航空会社のビジネスに乗ったことがありますが、飲みすぎて廃人になりました」
「５月に会社の出張でビジネスクラスに乗れるようなのでダメ人間になってきます」
「ファーストクラス乗ったら二度と降りてこなさそう」
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ラウンジから別世界
実は今回の「ビジネスクラス利用体験」の漫画は、先日並庭さんがご両親とともに行ったイギリス旅行のヒトコマとして描かれたもの。
この前の漫画では、空港のラウンジで両親と落ち合った際のエピソードも紹介されています。ラウンジもビジネスクラスともなると別世界だった模様。
「綺麗めなホテルやオフィスのロビーみたいな雰囲気です。たくさん席やブースがあって、フロアの一角にビュッフェのコーナーがありました。お酒もビールやワインのほか、いろんな銘柄の日本酒がボトルで並んでいたりして豪華でした。食事はステーキをその場で焼いてたり、オシャレな感じの惣菜やお寿司もありました。おにぎりなんかも具沢山で手が込んでいて、全部とてもおいしかったです」（並庭さん）
そんな至れり尽くせりなラウンジのサービスに、両親もご満悦だった様子。
なお、こちらのラウンジに向かう際、並庭さんはファーストクラスのラウンジの前を通りがかりました。こちらは入口だけみても天上界のような雰囲気を漂わせていたそうです。
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ビジネスクラスでもこれだけ快適なのに、その上のファーストクラスとなると、どれほどすごいサービスを受けられるのでしょうか…気になりますね！
母憧れの国・イギリスに家族で…
実は、並庭さんが今回ビジネスクラスを利用したのには、並庭さんのお母さんのイギリス旅行にかける強い想いがありました。
「母は長年『ビートルズ』のポール・マッカートニーの大ファンなのですが、ポールへの想いをこじらせるあまり、ビートルズの聖地・イギリスへ一度も行くことができないままでした。しかし最近涙ながらにイギリスへ行く決意をして、旅行好きな父と私も一緒に行くことになりました」（並庭さん）
こうしてイギリスへの旅行が決まりましたが、今まで並庭さん一家は、飛行機に乗ることがあってもずっとエコノミークラスを利用されていたといいます。しかし、今回はご両親が高齢なことや、「憧れのイギリスにボロボロで行くのはツライ」というお母さん自身の思い入れもあり、あえてビジネスクラスを選択したとのこと。
「環境やサービスはもちろんですが、パーソナルスペースが確保できて手足を伸ばせたり、完全に横になれるので、身体が疲れなかったことがなにより有難かったです」
実際に並庭さんとご両親は、移動の疲れもなく、快適に目的地にたどり着くことができました。
ただ、やはり庶民にとって悩ましいのはそのお値段でしょう。並庭さんの漫画のなかでは「一人往復８０万円」と紹介されるほどの高額。並庭さん自身、両親が選ばなければこれに乗ることはなかったといい、「若い方や体力に余裕がある方は、エコノミークラスでいいと思います」とも話されていました。
ですが、今回の並庭さんのように、一生に一度の想い出づくりのために、奮発してビジネスクラスを利用してみるのも良いものかもしれませんね。
◇ ◇
並庭さんのお母さんがイギリス旅行を決意するまでのいきさつや、ビジネスクラスを選んだ経緯については、並庭さんの公開漫画で詳しく紹介されています。イギリス滞在中の話も随時制作・公開する予定とのことです。
また、並庭さんとそのご家族の日常をコミカルに描いた『プリンセスお母さん』の単行本が、４巻まで発売中です（２０２５年４月現在）。
（まいどなニュース／Lmaga.jpニュース特約・竹中 友一（RinToris））
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