
幼い頃から身近な存在である幼なじみ。人によって関係性は様々ですが、なかには恋愛に発展する場合もあるでしょう。漫画家のよはちさんが手がける『ただの幼なじみなのに!』は、高校生になった幼なじみの男女による恋模様を描いた作品です。以前よはちさんのX(旧Twitter)に同作の前半部分が投稿されると、約1万もの「いいね」が寄せられています。
【漫画】「幼なじみが高校生になっても距離感かわらなくてむずい」全編を読む
女子高校生の「千瀬」には、同じ高校に通う「勇万」という幼なじみがいました。特に付き合っている関係でもないなか、勇万は「中学からよく一緒に帰っていた」という理由だけで千瀬と一緒に下校します。
すると、同級生から「(勇万との)ずいぶん距離近くない?」と言われてしまう千瀬。周りからの勘違いを避けるために「学校で私に話かけないで」「そういう関係じゃないのに…」と勇万に伝えても、彼は「なんで?」「そういう関係…?」と千瀬の真意にまったく気づいていない様子でした。
そして、「千瀬が嫌なら もう話かけないけど…」と悲しい表情で応える勇万。千瀬が「嫌ではない…けど…」と赤面しながら返すと、勇万は「ほんと?よかったー!」と喜ぶのでした。
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その後も、千瀬をただの幼なじみとして見ている勇万は、「千瀬の手を掴んでスマホゲームのガチャの決定ボタンを代わりに押してもらう」「ガチャの結果を見る時に顏が至近距離になる」といった行動に出ると、次第に千瀬は彼を普段以上に意識するようになります。
そして、ある日の夜、千瀬の家に勇万がやってきて「夕飯うちで食べない?」と誘います。千瀬は深く考えずに彼の誘いを受け入れたのちに、勇万の両親が旅行で家にいないことを知るのです。しかし、勇万には下心はなく、自身が作った料理を千瀬に食べてほしいという気持ちがあるだけ。彼の純粋な言動により、さらに千瀬は勇万を意識します。
後日、千瀬は同級生と恋の話になり、勇万に対する気持ちとして「勇万が喜ぶと自分のことみたいに嬉しい」「勇万の隣に他の人がいたらと思うと気に入らない」と本音を吐露。しかし、今の心境が“恋愛として好きなのか”は分からないとも語ったうえで、最後に「私って勇万のこと 好きなのかな…」とつぶやきます。そういったガールズトークが繰り広げられるなか、偶然にも通りかかった勇万が千瀬の本音を聞いてしまうのでした。
読者からは「ザ・青春って感じで久しぶりにドキドキした」「忘れていた気持ちを思い出させてくれた」などの反響が。そこで作者のよはちさんに、同作を手がけたきっかけについて話を伺った。
―同作を描いたきっかけを教えてください。
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もともと7年前に両片思いの幼馴染マンガを描いていたのですが、鈍感男に振り回される女の子が描きたくなったので、設定を変更して描くことにしました。
―Xに投稿された話の中で特にお気に入りの場面があれば、理由と一緒にぜひお聞かせください
ラストです。もともとオチみたいなのを考えるのが好きなので、同人誌でここで終わらせたら面白いだろうなと思いました。そのときは続きは、まだまとまっていなかったので自分でも先がよくわかっていませんでした。
―2人のその後が気になる展開ですが、結末までの構想はすでに決まっているのでしょうか?
Xに投稿した分は前後半の前半部分で、後半は電子販売中です。5月にWeb再録の予定です。前後半すべてを踏まえたうえでだと、今後は特に決まっていないのと、この2人について描く予定は今のところありません。なにか思いついたらエピソードを増やしていこうかなと思っています。
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―読者にメッセージをお願いいたします。
作品の振れ幅が大きいと言われることが多いので、全てではなく、もし他にも気になる作品があったら、ぜひ読んでいただきたいです。
(海川 まこと/漫画収集家)
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