自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた衆院政治倫理審査会で、弁明する下村博文氏=2024年3月、国会内 衆院予算委員会は15日の理事懇談会で、自民党派閥の裏金事件を巡り、旧安倍派元幹部だった下村博文元政調会長の参考人招致について協議した。野党は招致を全会一致で議決するため、自民に賛成するよう求めたが、自民は下村氏が既に衆院政治倫理審査会で弁明していることなどから慎重な姿勢を崩さなかった。20日に改めて協議する。
下村氏は14日、自身のX(旧ツイッター)で参考人招致に応じる意向を表明していた。公明党は理事懇で、全会一致での議決が望ましいとの考えを表明した。安住淳委員長(立憲民主党)は記者団に対し、下村氏の意向について「議会として止めるものは何もない。評価したい」と語った。