<ラグビー・リーグワン:静岡20−35神戸>◇プレーオフ準々決勝◇17日◇大阪・花園ラグビー場◇観衆7006人
コベルコ神戸スティーラーズ(リーグ5位)が、静岡ブルーレヴズ(同4位)に快勝し、2連覇を狙う東芝ブレイブルーパス東京(BL東京)との準決勝(24日・秩父宮)に進んだ。
かつてオーストラリア代表を指揮したデイブ・レニー・ヘッドコーチ(61)は「選手が頑張ったおかげで静岡に勝てた。これで準決勝に進める」と喜んだ。
直近10日のリーグ最終節で23−29と静岡に敗れ、今季は2戦2敗。この日も劣勢が予想されたが、敗因の1つだったスクラムでリベンジし、試合の主導権をつかんだ。
先発に起用されたチーム最年長39歳、15年W杯日本代表プロップ山下裕史は「僕の仕事はスクラム。スクラムも試合にも勝って、借りはしっかり返せた」と胸を張った。
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前半は17−10で折り返し、後半は一時4点差まで迫られたが、同17分以降の神戸は攻守ともギアを1段階上げ、終わってみれば15点差の完勝だった。
後半5分に貴重なトライを挙げたFB李承信(24)は「この1週間はやることは変わらず、1人1人どう準備できるかだった。自分たちに自信を持つこと。しっかりまとまれた」。
準決勝で対戦するBL東京にも、今季は26−32、28−73と2戦2敗。ベテランSH日和佐篤(37)は「殴り合いになると思う。先にパンチを出すこと」と1歩も引かない構えだ。静岡を倒したメンタリティーで、大きな自信をつかんだ。
リーグワン発足4季目でプレーオフ(PO)初出場の神戸は、神戸製鋼時代の03−04年、18−19年のトップリーグで優勝。日本を代表する名門が、新たな歴史を築けるか注目だ。
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