
■MLB ドジャース 9ー11 エンゼルス(日本時間18日、ドジャースタジアム)
ドジャースの大谷翔平(30)が本拠地のエンゼルス戦に“1番・DH”で出場し、6打数無安打で打率は.305。4試合ぶりのノーヒットで“小休止”となった。
前日17日はメジャー9度目となる3試合連続本塁打を放ち、リーグ単独トップの16本塁打となった大谷、現地時間17日は昨季、ロサンゼルス市が制定した“大谷翔平の日”。エンゼルスの先発は2023年に共に戦っていた左腕のT.アンダーソン(35)、通算成績は7打数4安打、1本塁打と相性の良い投手。
ドジャースはメジャー通算212勝、サイヤング賞3度獲得の“レジェンド”C.カーショウ(37)が2024年8月31日以来の先発、左ひざ半月板と左足親指の手術を経て、260日ぶりのマウンド。バッテリーを組むのは今季メジャー昇格したD.ラッシング(24)、13歳差の初コンビとなった。1回、1死満塁のピンチを招くと、5番・L.オホッピー(25)に2点タイムリーを浴びるなどこの回、3失点。
いきなり3点を追う展開となったドジャース、1回、大谷の第1打席、ストレート2球で2ストライクに追い込まれると、外角低めのチェンジアップで空振り三振に倒れた。それでも、2番・M.ベッツ(32)、3番・F.フリーマン(35)が連打でチャンスを作ると4番・A.パヘス(24)がセンターへ9号同点スリーラン、大谷もすぐに声をかけに行って笑顔を見せた。
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3対3の同点で迎えた2回、大谷の第2打席、またも2球で2ストライクと追い込まれたが、そこからボールを見極めて、フルカウントからの6球目、外角低めのストレートをフルスイングせずに上手くコンタクトしたが、飛距離が足らずにセンターへの大きなフライに終わった。
ベテランのカーショウは4回5失点、復帰登板で83球のピッチング、そのベテランを打線が援護、3対5と2点を追う4回、E.ヘルナンデス(33)が7号ソロで1点差。2死一塁で大谷の第3打席、カウント1−2と追い込まれると、エンゼルス先発のアンダーソンは腕を下げてサイドスローからスライダーを投げたが、大谷もしっかり見逃した。大谷を打ち取るためにいろいろな投法を見せるアンダーソン、フルカウントから今度はセットポジションから素早くクイックでチェンジアップを投げ、大谷は空振り三振。投球モーションからの緩急で打ち取られた。
ドジャースは6回、無死一、二塁から8番・ラッシングがライトへ同点タイムリーツーベース、バッテリーを組んだカーショウの負けを消した。さらにエンゼルスバッテリーのミスで6対5と逆転した。無死一、三塁で迎えた大谷の第4打席、エンゼルス3人目、R.デトマーズ(25)と対戦。1球目、内角高めのストレートに差し込まれてショートゴロダブルプレー、その間に3塁走者が還り、追加点を奪った。大谷は珍しく2試合連続の併殺打となった。
7対5とリードしたドジャースだったが、7回、3人目のイェーツ(38)が1点差に詰め寄られると、5番・オホッピーに10号逆転スリーランを打たれて、7対9と再びリードされた。
その後も1点を失ったドジャースはその裏、2死一、二塁からラッシングがまたもタイムリー、メジャー2試合目のルーキーが2打席連続のタイムリーで8対10。そして、8回、先頭で迎えた大谷の第5打席、前日17日にホームランを放っているエンゼルス4人目、R.ゼファージャン(27)と対戦。1球目、内角低めのスイーパーを振っていったが、力なくセカンドゴロ、大谷は9回の第6打席もセカンドゴロで6打数無安打、打率は.305となり、4試合ぶりのノーヒットに終わった。ドジャースも接戦を落とし、5月に入って初めての連敗となった。
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