
■セイコーゴールデングランプリ陸上2025東京(18日、国立競技場)
【一覧】9月13日開幕『東京2025世界陸上』日程&出場選手
男子3000mでは森凪也(25、Honda)が7分41秒58をマークし、日本人トップの4着でフィニッシュ。大迫傑(33、Nike)が14年に出した日本記録(7分40秒09)に迫る好走をみせた。
序盤は駒澤大の佐藤圭汰(21)が3番手あたりで積極的な走りをみせると、遠藤日向(26、住友電工)が中盤から順位を上げ、日本記録に迫るペースでレースを展開。ラスト2周で4月の日本選手権を制した鈴木芽吹(23、トヨタ自動車)、10000m日本記録保持者の塩尻和也(28、富士通)が前に出て先頭争いを繰り広げた。だが、後ろについていた森がラスト1周の後半でスパートをかけ、塩尻らを抜き、大迫の日本記録に1秒49及ばなかったが堂々のタイムでフィニッシュ。
森は昨年のGGP5000mで、日本人2位。その後の日本選手権でも2位(13分16秒76)と頭角を現した。9月にケガをしたことで、今年のニューイヤー駅伝は1区区間9位と活躍できなかったが、4月12日の金栗記念の5000mで13分15秒07の自己新をマークして優勝を果たした。
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世界陸上の代表争いは、Road to Tokyo 2025(標準記録突破者と世界ランキング上位者を1国3人でカウントした世界陸連作成のリスト)において、3000mと5000mは同じグループ。今大会の3000mの順位と記録で、5000mの出場資格を得るポイントが大きく上昇する。
日本人2位は鈴木(7分44秒45)で、同3位は塩尻(7分46秒11)、同4位に遠藤(7分48秒32)と続いた。