フットサル女子日本代表が初のアジアカップ優勝！　タイとの激闘制す…11月に史上初のW杯へ

　フットサル日本女子代表が、AFC女子フットサルアジアカップ初優勝を果たした。

　17日に行われたAFC女子フットサルアジアカップ中国2025決勝で、日本はタイ女子代表と対戦。 第1ピリオド、第2ピリオドともに、日本はリードしながらもタイに追いつかれて、試合は延長戦に突入する。

　延長第1ピリオドではタイの逆転を許したものの、直後に宮原ゆかりのゴールで追いつく。延長第2ピリオドでは得点が生まれず、勝負の行方はPK戦へ。ゴレイロの井上ねねが2セーブと活躍してPK戦を3−2で制し、グループステージで今大会唯一敗れたタイにリベンジし、過去2度の準優勝の雪辱を果たした。

　須賀雄大監督は試合を振り返り、「非常にタフで難しい試合となりました。タイも素晴らしいチームで、一進一退のフットサルの魅力が詰まった好ゲームになったと思っています。そんな中、スコア的にも劣勢になる時間帯もありましたが、最後まで諦めずに盛り返した選手たちを心から誇りに思います。そして、この勝利は今まで日本女子フットサル界を作ってきてくれた皆さんの勝利だと思っています」と、激闘を制した選手たちを称えた。

　今年11月に史上初の開催となるFIFAフットサル女子ワールドカップに、アジア王者として参戦へ。須賀監督は「世界での立ち位置はアジアの中での立ち位置とは違い、今度は自分たちがチャレンジャーとして立ち向かわなければなりません。その中で選手一人ひとりに求められるタスクも変わってきます。そういったものをしっかりと分析してワールドカップで勝利できるように、今からスタッフと力をあわせてチームを作っていきたいと思います」と、W杯への意気込みを示し、次のようにサポートへの感謝を述べた。

「ワールドカップに出場できるということは、日本女子フットサル界にとって本当に大きなことだと思います。まずはそういった準備ができるということに感謝したい気持ちでいっぱいです」

「大会期間中、会場であったり日本から送ってくれる声援が本当に力になりました。ありがとうございます。このチームはさらに世界を驚かせるチームを目指しているので、ワールドカップも一緒に楽しんでいきたいと思います。ぜひ一緒に女子フットサルを盛り上げていきましょう」

【スコア】
フットサルタイ女子代表　3−3（PK戦：2−3）　フットサル日本女子代表

【得点者】
0−1　5分　追野沙羅（日本）
1−1　9分　JENJIRA BUBPHA（タイ）
1−2　21分　高橋京花（日本）
2−2　25分　NATTAMON ARTKLA（タイ）
3−2　43分　PAERPLOY HUAJAIPETCH（タイ）
3−3　44分　宮原ゆかり（日本）


【ハイライト】フットサル女子代表が激闘の末にアジア制覇