【陸上】村竹ラシッド、男子110m障害優勝も日本人初の12秒台逃して「遅かった。不本意です」

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2025年05月18日 19:18  日刊スポーツ

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男子110メートル障害 ゴールし両手を広げる村竹(撮影・鈴木みどり)

<陸上:セイコー・ゴールデングランプリ(GGP)>◇18日◇東京・国立競技場◇男子110メートル障害



パリオリンピック(五輪)5位入賞の村竹ラシッド(23=JAL)が、日本人初の12秒台を逃して悔しがった。


13秒16(向かい風1・1メートル)で優勝したが、日本タイ記録の自己ベスト13秒04にも及ばず「遅かった。不本意です。この大会で12秒台を出すつもりだった」と笑顔はなかった。


すでに内定している9月の世界選手権東京大会へ、快記録で弾みをつけるつもりだったが、その気迫が空回りした。「スタートで攻めすぎた。練習よりも重心が低くなった。中盤に刻む意識はできたが、踏み切り位置とかがおろそかになって10台目に当たってしまった」とミスが出た。


トーゴ人の父と日本人の母のもとに生まれた23歳は、パリ五輪で日本の短距離個人種目史上最高の5位と躍動。メダルまで0秒12と迫った。【首藤正徳】

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