お化け屋敷のようにボロボロだった浴室をDIYで劇的に変身させた結果がYouTubeで紹介されました。動画は、記事執筆時点で7万回以上再生されています。
動画を投稿したのは、YouTubeチャンネル「ひとりでできるマンDIY」。以前には、45万円で購入した“ごみ屋敷”を片付ける様子が注目されました。今回は、この建物の浴室DIYです。
浴室の現状を確認してみます。ステンレス製の浴槽は汚れがひどいですが、さびてはいないのが救いの様子。それでもタイルにはヒビが入り、目地にはカビがびっしりで、ドアや天井にも汚れが目立つ状態です。
浴槽を磨く前に、浴室全体の汚れを落としていきます。白の防水服を身に着け、高圧洗浄をしました。ザラザラの壁やタイルの目地汚れ、ドアのガラスも見る見るうちに水圧できれいになっていきます。
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浴槽の汚れをある程度落としたら、電子ディスクグラインダに持ち換えました。少し荒めのバブディスク、「青棒」という金属用の固形研磨剤を使って浴槽を磨いていきます。一通り磨いたらフェルトディスク(仕上げ用)に交換し、さらにピカピカにしました。
壁や天井は、アルミ複合板を使ったパネル工法で一新します。水道の元栓を閉めて古い水栓を外し、自作の止水キャップを取り付けました。
タイルと壁の段差をなくす方法を考えていたところ、ちょうどいい厚みのケイカル板が余っていたのでこちらを使うことに。必要なサイズにカットし、両面テープとコーキングで貼り付けていきます。
浴室の壁を採寸してアルミ複合板に印を付け、カッターを使って加工しました。接着に使うのは、パネル用の両面テープとコーキング。2つを組み合わせることで、コーキングが乾くまでの間に両面テープが初期接着してくれるそうです。
次々にパネルを貼っていきますが、後でコーキングを行うのでパネル同士はぴったり付けず、3〜5ミリくらい空けておくと良いとのこと。
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パネルを貼り終えたら防カビシリコンシーラントを塗り、ヘラでならしていきます。パネル表面の水色の保護フィルムは養生代わりに役立っているそうです。
ちなみに、アルミ複合板は看板などに使われる素材で浴室専用ではないとのことですが、水に強く表面がきれい、ツルツルでお手入れもしやすいため、コスパ最高の材料として使っているといいます。
昭和レトロなタイルが使われている床には、通常より厚い2.5ミリのシートを貼りました。狭い浴室で位置合わせをするのは少し大変とのことですが、根気よく作業をしていきます。
シートが形になったら排水口の位置をくり抜き、半分ずつめくりあげてコーキングで貼り付けました。続いて壁に養生をして、壁とシートの境目に黒のコーキングをしていきます。
ちなみに、こちらのタイルは目地がへこんでいますが、シートに厚みがあるため処理をせずにそのまま貼りました。もしへこみが気になるようなら、モルタルのパテなどで平らにしてからシートを貼ると、よりきれいに仕上がりそう……とのことです。
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もともとあった配線に新しく購入した浴室灯を取り付けていきます(電気工事士2種の資格が必要です)。動作を確認したら、裏側にコーキングをしました。
これまで付いていた換気口は年季が入って黄ばんだ状態。1000円で購入できるので新しいものに交換します。
古びたドアを外し、状態を確認しました。ドアノブを外してみると内部は全てさびていたので交換が必要。その他の部分は手入れをしたら使えそうです。枠を研磨してパッキンを外し、ガラスも全て外します。
他の部分に多機能塗料「パイロキープ」を塗る予定があったので、余った塗料で枠を塗装。ガラスを戻し、パッキンの代わりにコーキングをしてドアがきれいによみがえりました。
サビサビになっていたドアノブは新しいものに交換。白い樹脂製のドアノブがデザイン的にぴったりです。
全ての作業を終えて、真っ白な浴室が完成。お化け屋敷のようだった浴室と同じ場所とは思えません。材料費は5万4000円。一番高価だったのはアルミ複合板でした。
見違えるようにきれいになった浴室に、コメント欄では「こりゃすごい!」「見応えがあって大満足」「めちゃくちゃきれいになりましたね」「天才!」「全く別世界へ行ったような爽やかさ」といった声が寄せられています。
さまざまな物件をDIYで修繕する様子は、YouTubeチャンネル「ひとりでできるマンDIY」やXで公開中です。
なお、ひとりでできるマンさんはこれまでの知識や経験を踏まえ、顔なじみのプロの協力とアドバイスをもとに、十分な安全対策を取ってDIYしています。一般の人ができるレベルではないため、まねはしないでください。
動画提供:YouTubeチャンネル「ひとりでできるマンDIY」
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