偽物被害を全額補償=メルカリが不正対策強化
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2025年05月21日 18:02 時事通信社

メルカリは21日、フリマアプリでの取引トラブルや不正利用防止に向けた新たな対策を発表した。人工知能(AI)を活用して不正取引の監視を強化。7月以降は偽物の商品が届いた場合、購入代金などの被害額を同社が全額補償する。
同社はこれまで、トラブルは利用者同士で解決することを基本としていたが、昨年11月ごろから、購入者に写真と異なる商品が届いたり、出品者に別の商品が返品されたりする事案が多発。このため、「不正利用者を徹底的に排除する」として、組織として関与を強める姿勢に転換する。
このほか、外部に委託している真贋(しんがん)鑑定サービスを自前で行う部署も新設し、今年9月から稼働させる方針だ。
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