元AKB48で「MISS OF MISS 2025」ファイナリストの奥原妃奈子「授業で地元・島根県の話がよく出るんですけど、悲しい話が多いんです」

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2025年05月21日 18:10  週プレNEWS

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デジタル写真集「ひなことば」を発売した奥原妃奈子

元AKB48で、今年3月に行なわれた日本一のミス・キャンパスを決める「MISS OF MISS 2025」ファイナリストの奥原妃奈子(おくはら・ひなこ)が週プレよりデジタル写真集『ひなことば』をリリース! アイドルを卒業して1年半、ミスキャンの裏話や学生生活、今の心境などを語ってもらった。

【写真】奥原妃奈子の水着グラビア

――1年半ぶりのグラビア撮影はどうでした?

奥原 AKB48時代も3回しかグラビア経験がなかったので、けっこう緊張して、ちゃんとできるかなって。前日も割と眠れなかったです。でも前回の撮影と同じスタッフさんも多くて、素の部分を出せたんじゃないかなと。

――スタイルも変わらずでした。

奥原 卒業してから、お酒を飲めるようになって太ったり、頑張って痩せたりの繰り返しで。でも、ちょうど撮影がミスキャンの選考時期で、イベントでドレスを着なきゃいけないこともあって、ちょうどいいスタイルでやれたと思います。

――昨年、国学院大学のミスコンに出たのは、どんなきっかけで?

奥原 大学に入ってから、ずっと出たいなと思っていて。一昨年の9月にAKB48を卒業したので、挑戦しようと。

――話題になりましたよね。

奥原 でもちょっと悩んだんですよ。他のみんなは普通に学生じゃないですか。出るために面接があったんですけど、運営のほうでも話し合いになったらしく。選考期間が始まってからもインスタとかに、「ずるい」とか「チートだろ」とか、「元AKBが出んなよ」とかDMが来て。

――大変じゃないですか!

奥原 まあアンチはアイドル時代に慣れていたので......。でも「AKBだからグランプリじゃなきゃ、ヤバいよね」とかはイヤでしたね。それはマジでプレッシャーじゃないですか。

――結果として準グランプリでした。そして全国の大学のミスと準ミスが出られる、「MISS OF MISS 2025」に出場しました。

奥原 あれは大変でしたね。2ヶ月ぐらい、毎日何時間も配信をやって、順位も毎日入れ替わったりして、投票があって。それで上位のコが勝ち進むんですよ。

――でも配信はお手の物でしょ?
 
奥原 AKB時代にさんざんやってきたので、苦痛ではなかったです。昔のファンの方も来てくださって、コメントで応援してくれたり。ただ、前ってノリが軽かったじゃないですか。

――アイドルとしてはギリギリな感じでしたよね(笑)。

奥原 そういうのを期待するコメントが来るんですけど、ミスコンのファンの方は、「そういうのは良くないので止めてほしい」みたいな。なので、平和でしたね。

――以前みたいにヤバイ発言が切り抜かれることもなく。

奥原 なかったですね。

――何かを妄想して鼻を膨らましたりしない。

奥原 そんなのしてる場合じゃないです! アナウンサーになったりする人の出る大会でもあるので、発言には気をつけようって。

――頑張った甲斐もあって、ファイナリストの15人に選ばれました。

奥原 全国のグランプリ、準グランプリが集まってるから、みんな可愛かったですね。レベチでした。しかもみんな性格も良いし。入賞とかはなかったですけど、ファイナリストって肩書きがついたので満足です。

――日本の大学生から選ばれた15人ですもんね。すごいことですよ。ちなみに大学で友達はちゃんといるんですか?

奥原 いますよ。今は入学前にSNSで「#春から◯◯」みたいな感じで、友達ができたりするんですね。私はAKBにいたから、そういうのができなくて。友達できないかなと思っていたら、最初の必修科目で友達が多い女のコと仲良くなって、そこから広がっていきました。

――AKB48のメンバーであることは言ってたの?

奥原 自分から言うことでもないし。黙っていたんですけど、学校帰りとかに「妃奈子ちゃんって、何かやってたりする?」って聞かれて。それで隠すのもなって。「AKBをやっていて」って話して。

まあ本名でやってるので、すぐにバレますよね。あの時期はSHOWROOM配信の切り抜きがショート動画ですごい出回っていたときだったので、「今、どこそこにいましたよね」ってDMが送られてきたり、おっきい声で「えっ、なんかYouTubeで見たことある!」って言われたり。もちろん無視ですけど(笑)。

――「切り抜き女王」って言われてたときですよね。

奥原 学食でご飯を食べていたら、「奥原妃奈子ちゃんですよね?」って、女の子から声をかけられたんです。「ずっと言いたくて」って、言われて。嬉しくて握手したんですけど、「千葉恵里ちゃん推しです」って。悲しかったですね。

――バイトとかは?

奥原 したことないです。人生経験としてやりたいなと思うんですけど、周りからは「多分無理」、「続かないと思うよ」って。なので、バイト募集のアプリだけ入れて、もしここで働いたらみたいな妄想して。実際は何もしないみたいな。

――今、大学4年ってことは就活ですね。

奥原 周りはみんなしてますね。私は大学1、2年の頃に授業に出れなかったら、単位が全然足りなくて。今も週4で授業に出ていて、頑張らないとヤバイです。

――どんなことを学んでいるんですか?

奥原 観光まちづくり学部なので、地域の活性化とか人口減少の問題を解決するための課題を見つけたり。それこそ、地元の島根県はよく授業のサンプルに出されるんですよ。東京と比べて産業が少ないとか、グラフで見て、悲しい気持ちになりますね。

そこで、よく先生から「島根県民の方いますか?」って聞かれるんですけど、手をあげず。「東京都民です」って顔をしています(笑)。で、友達から「何で手をあげないの?」ってイジられたり。

――まあそうですよね......。奥原さんは卒業したらどうする予定なんですか?

奥原 就職はしないで、芸能活動をやっていきたいなと。

これだけがやりたいとかもないから、マルチに活躍したくて。演技してみたいし、モデルもやりたいし、グラビアもやりたいし、バラエティとかもやりたいし。NGがないので、泥の中に突っ込んでも大丈夫。何でもできたらいいなと。

――現在は事務所に入らず、フリーでやってるんですよね。

奥原 フリーの方が自由にできるのかなって、事務所に入るか迷ったんですけど、大学を卒業するまではとりあえずこのままでいようかなと。

――今は自分でいろいろ発信できますしね。

奥原 なので、今はYouTubeをやっています。編集もやろうと思ったんですけど、難しくて、弟にまかせています。以前は気軽にやってくれたんですけど、大学生になって、忙しいって、あまりやってくれないんです。なので、今は時給制にして、バイト代を渡すようにしています。

――今後の目標はありますか?

奥原 いつか女社長になりたいんですよ。何の経営をしたいかは決まってなくて。ただ響きがカッコいいなって。

――すごいフワフワしてますね! AKBのOGだったら、こじはる(小嶋陽菜)さんとかいますけど。

奥原 あの方はもうカッコよすぎます! 私も服とかやりたいと思ったんですけど、売れなかったら在庫で大変じゃないですか。まだ何が向いてるかわからないので、焦らずゆっくり見つけていけたらいいなと。

――社長になるだけでいいなら、弟と一緒に会社を作って、まずは名刺だけ用意してみるとか。

奥原 いいですね! 大人の人が名刺交換をしているのを見ていいなと。まずは社長って肩書きの入った名刺を作ることからですかね。何の会社かはわからないですけど(笑)。

●奥原妃奈子(おくはら・ひなこ)
2003年11月18日生まれ、島根県出身
趣味/旅行 特技/人の誕生日を暗記すること
公式X【@hiina_1118】
公式インスタ【@hinako.1118】 

取材・文/関根弘康 撮影/細居幸次郎

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