東京・五反田の路上で客引きをして売春をあっせんしたとして、警視庁保安課は22日、個室マッサージ店店長、谷口豊容疑者(54)=東京都品川区=ら男女9人を、売春防止法違反(周旋)の疑いで逮捕したと発表した。中国人従業員が中心に接客する店で、看板を出さずに営業し、2023年11月以降、約3億5000万円を売り上げていたとみて調べる。
他に逮捕されたのは、客引きなどとして働く中国籍の3人を含む男女8人(38〜54歳)。
谷口容疑者の逮捕容疑は24年12月〜25年4月、品川区東五反田1の路上で、通行中の男性に「1万円で最後まで」などと声を掛け、売春に誘ったとされる。谷口容疑者は「本番行為がある店。生活費を稼ぐためにやっていた」と容疑を認めているという。
警視庁によると、谷口容疑者は周辺で計2店を運営。中国籍やモンゴル籍の女性、合わせて10人ほどが売春をしていたとみられ、1日あたり計30〜50人の客が利用していた。
客引きをしていたのはJR山手線五反田駅東口前の繁華街。周辺では客引きに関する通報が相次いでおり、24年は79件、25年は5月19日までに55件の110番があった。【菅野蘭】
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