石破首相「国際装備協力は不可欠」=次期戦闘機の有用性アピール
1
2025年05月22日 16:01 時事通信社

石破茂首相は22日、千葉市で開かれた防衛装備品の展示会で講演した。日本の安全保障に関し「わが国の独立と平和を守り、地域の平和と安定を維持する上で、国際的な装備協力は欠いてはならない役割を果たす」と述べ、国際的な装備移転や共同開発・生産を推進したいとの考えを示した。
首相は「中国は力による現状変更の試み、ロシアはウクライナ侵略を継続している。北朝鮮はロシアに兵士を派遣し、弾道ミサイルの大気圏突入技術を習得しようとしているとの推測もある」と指摘。「今やどの国も1カ国のみで自国を守ることは困難だ。米国もそうかもしれない」と語り、同盟国・同志国との協力の必要性を強調した。
首相は英国、イタリアと共同開発する次期戦闘機に触れ、「最先端技術を結集し、アジアと欧州の空を守り、同盟国・同志国の抑止力を強化する取り組みだ」とアピール。この後、次期戦闘機のブースを訪れ、3カ国の担当者から開発状況の説明を受けた。
Copyright(C) 2025 Jiji Press, Ltd. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。