初のUNL制覇へ、ドイツ代表がメンバー発表！　負傷明けのGKテア・シュテーゲン復帰、初招集は2名

　ドイツサッカー連盟（DFB）は22日、6月に予定されているUEFAネーションズリーグ（UNL）2024−25に臨むドイツ代表メンバー26名を発表した。

　今季のUNLもいよいよ佳境に突入。3月シリーズを終えて、ベスト4の顔ぶれが出揃った。今大会、オランダ代表、ハンガリー代表、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表と同居するグループA3に組み込まれたドイツ代表は、昨年9月から11月にかけて行われた戦いで4勝2分と無敗フィニッシュを達成。首位で決勝トーナメントへ駒を進めると、今大会より新設された準々決勝ではイタリア代表を2戦合計5−4で破り、初のファイナルズ進出を決めた。

　今大会のファイナルズはドイツで開催されることが決まっており、母国開催で初の戴冠を目論む。6月4日に控えた準決勝ではポルトガル代表との対戦が決定。同試合を勝利した場合は決勝へ、敗れた場合は3位決定戦に進むが、こちらはどちらも8日の開催。スペイン代表vsフランス代表の勝者、もしくは敗者と激突する。

　初タイトルを懸けた重要な6月シリーズに向けて、ドイツ代表を率いるユリアン・ナーゲルスマン監督が選んだ26名のメンバーが発表された。3月シリーズからは少なからず顔ぶれの変更がある。負傷のため同シリーズを欠場していたMFフロリアン・ヴィルツ、MFフェリックス・ヌメチャが復帰したほか、当時は招集外となっていたMFセルジュ・ニャブリ、MFロビン・ゴセンスらがメンバーに戻ってきた。

　また、右ヒザ膝蓋腱完全断裂により長期離脱を強いられていたGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンは、昨年9月以来となるドイツ代表復帰。同時に、ケガにも悩まされたDFヴァルデマール・アントンとMFアレクサンダル・パヴロヴィッチが昨年10月以来、FWニクラス・フュルクルクが昨年9月以来、再びドイツ代表に名を連ねた。

　初招集は2名。今季の公式戦通算41試合出場6ゴール3アシストを記録するなど、19歳にしてホッフェンハイムの中盤で核となっているMFトム・ビショフ、今季の公式戦通算32試合で16ゴールを叩き出し、シュトゥットガルト攻撃陣をけん引する23歳のニック・ウォルトメイドが、新たにドイツ代表の面々に加わることとなった。

　一方で、負傷中のDFアントニオ・リュディガー、DFニコ・シュロッターベック、MFジャマル・ムシアラ、FWティム・クラインディーンストは招集できず、ケガから復帰したばかりのFWカイ・ハヴァーツも今回は選外。3月シリーズでは招集を受けていたGKシュテファン・オルテガ、MFジェイミー・レヴェリング、FWヨナタン・ブルカルトらも外れた。

　今回発表されたドイツのメンバー23名は下記の通り。

■ドイツ代表
▼GK
オリヴァー・バウマン（ホッフェンハイム）
アレクサンダー・ニューベル（シュトゥットガルト）
マルク・アンドレ・テア・シュテーゲン（バルセロナ／スペイン）
▼DF
ロベルト・アンドリッヒ（レヴァークーゼン）
ヴァルデマール・アントン（ドルトムント）
ヤン・アウレル・ビセック（インテル／イタリア）
ジョシュア・キミッヒ（バイエルン）
ロビン・コッホ（フランクフルト）
マクシミリアン・ミッテルシュテット（シュトゥットガルト）
ダヴィド・ラウム（ライプツィヒ）
ヨナタン・ター（レヴァークーゼン）
▼MF
カリム・アデイェミ（ドルトムント）
ナディーム・アミリ（マインツ）
トム・ビショフ（ホッフェンハイム）※初招集
セルジュ・ニャブリ（バイエルン）
レオン・ゴレツカ（バイエルン）
ロビン・ゴセンス（フィオレンティーナ／イタリア）
パスカル・グロス（ドルトムント）
フェリックス・ヌメチャ（ドルトムント）
アレクサンダル・パヴロヴィッチ（バイエルン）
レロイ・サネ（バイエルン）
アンジェロ・シュティーラー（シュトゥットガルト）
フロリアン・ヴィルツ（レヴァークーゼン）
▼FW
ニクラス・フュルクルク（ウェストハム／イングランド）
デニズ・ウンダヴ（シュトゥットガルト）
ニック・ウォルトメイド（シュトゥットガルト）※初招集


【ハイライト動画】ドイツ、準決勝ではイタリアとの死闘を制す



■ファーストレグ



■セカンドレグ