2026年卒の大学生が就きたい仕事は? 与信管理サービスを提供するリスクモンスター(東京都中央区)が発表した「就職したい企業・業種ランキング」によると、1位は「地方公務員」(10.8%)だった。
2位以下は「国家公務員」(6.9%)、「三井住友銀行」(3.0%)、「味の素」「三菱ケミカル」「任天堂」(いずれも2.4%)という結果になった。
就職したい企業の選択理由を見ると、地方公務員や国家公務員では「安定している」「地元・国に貢献したい」という意見のほか、自身の夢の実現に関する回答が多くみられた。一方、民間企業では「有名だから」「憧れがあるから」「商品やサービスに興味・馴染みがあるから」といった意見が目立った。
文理別に見ると、1位の「地方公務員」と2位の「国家公務員」は共通していたが、3位以下は文系が「三井住友銀行」「味の素」(いずれも3.6%)、理系が「旭化成」(4.2%)、「三菱ケミカル」「富士フイルム」(いずれも3.6%)と異なっていた。
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男女別でも1位の「地方公務員」と2位の「国家公務員」は共通していたが、3位以下は男性が「三井住友銀行」「三菱ケミカル」「任天堂」「西日本旅客鉄道」「トヨタ自動車」(いずれも4.3%)、女性が「花王」(3.1%)、「味の素」(2.6%)だった。
●「就職先」選びで気になる点
「就職先の選定において気になる点」を聞いた。最も多かったのは「勤務地」(32.6%)。以下「給与額」(32.3%)、「福利厚生」(30.5%)、「企業の規模」(14.1%)、「残業時間」(12.3%)が続いた。
この結果を受けて、リスクモンスターは「大きな特徴として、これまで長期にわたり『給与額』が1位だったが、それを『勤務地』が上回ったことが挙げられる。公務員志望者の企業選択理由に代表される『地域貢献』などの地元志向が、勤務地を重視する結果に表れたと推察する」とコメントした。
インターネットによる調査で、対象は2026年3月卒業予定の大学3年生334人。調査期間は3月4〜10日。調査対象企業は、各業界の大手企業・組織200社を抽出した。
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