上白石萌音(27)が13日、都内で行われた、7月期の日本テレビ系水曜ドラマ「ちはやふる−めぐり−」(7月9日開始、水曜午後10時)の制作発表会見に出席した。
人気漫画原作で、16年から18年にかけて3作が公開された映画版の10年後の世界を描くオリジナル物語。生徒役キャストが一新される中、上白石は映画版に引き続いての登場で、OBとして高校に赴任した顧問教師役を演じる。
冒頭では「顧問になってしまいました」と名残惜しそうに笑顔であいさつし「映画版から10年経ったのかと感慨深い思いもありましたし、バトンをしっかりつながないといけないプレッシャーと責任もありました」と振り返った。
再び出演することは「全く想像していなかった」と明かし「これも“めぐり”あわせだなと思います」とタイトルにもなぞらえて笑顔。今作の生徒役キャストたちについては「高校生がこんなにかわいいわけがないと思いながら演じていました」と笑いを誘いつつ「真っすぐで、とてもまぶしくて、いとおしかったですし、すごく心を動かされました」。映画版撮影時は「それぞれに持ち寄って寄せ鍋のようにお芝居を作っていた」と振り返り「今回のみんなは畑から一緒に耕しているようなアプローチの違いがありまして、見ていてとっても面白かったです」と話した。それぞれの演技力にも驚いたといい「全員が目を見なくても会話できるような、本当に素晴らしい役者さん。あまりにもいいお芝居をなさるので、悔しいなと思う時もありました。撮影を通して、みんなを愛して応援する先生の気持ちになれましたね」と語った。
映画版では広瀬すずが主演を務め、野村周平や新田真剣佑ら豪華キャストが出演して話題を呼んだ。今回も連ドラ初主演の當真あみをはじめ、藤原大祐、原菜乃華、山時聡真ら若手注目俳優が名を連ねている。上白石は當真の印象について「初めて会った時は、なんてかわいい人なんだろうと思っていましたが、撮影を通じてあみちゃんのことをいろいろ知りまして、今はかっこいい人です。本当に自分のすべきことがわかっていて、できることもわかっていて、そこに向かって粛々と努力を積み重ねられる人です。すてきだなと思いながら一緒に頑張った日々でした」とメッセージを送った。
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そんな當真は上白石の印象について「最初は(映画版の)かなちゃんだと思って、撮影が始まると(顧問の)大江さんになっていて違和感がありました」と振り返りつつ「すてきな方で、撮影前に(映画版の舞台になった)近江神宮のお守りをメンバーにくださって。勇気をいただきました」と明かした。
ドラマでは高校生の青春パートのほか、特別出演する内田有紀や要潤ら大人キャストが出演して盛り上げる場面もある。上白石は「撮影で一番感じたのは、青春は学生だけのものではないなということでした。高校生たちの青春を描いたドラマではありますが、私にとって今回のドラマも紛れもなく青春で、年齢ではなく心の持ちようで何歳になっても青春ができるというメッセージを含んでいる作品です。魅力的な大人もたくさん出てきますし、いろんな観点からいろんな年齢の方に楽しんでいただけるドラマになっています」と呼びかけた。
「ちはやふる」は、末次由紀氏による漫画作品で2007年から2022年まで講談社「BE・LOVE」で連載された。シリーズ累計発行部数は2900万部を突破。主人公、綾瀬千早と仲間たちが競技かるたを通じて友情を深め、成長していく姿を描く。シリーズの映画版は累計興行収入が45億円を突破するなど青春映画の金字塔を打ち立てた。
会見には齋藤潤、高村佳偉人、大西利空、嵐莉菜、坂元愛登も登壇した。
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