男女混合4人組バンド「SEKAI NO OWARI」のFukase(39)が13日、インスタグラムを更新。心身の不調に苦しんだ当時を振り返った。
Fukaseは「この写真は載せるつもりは無かった」と切り出し、自身の過去の写真を複数公開。「目に力が無く、無感動で、無感情な表情は人からは分からないかも知れないけど、自分から見ると今でも鮮明にショッキングに映る」とし、「酷い船酔いの様な、二度と酒を飲まないと誓う二日酔いの様な体調がおよそ二年間続いた。止まらないランニングマシンに乗ってる様だといつも思っていた」と当時の症状を説明した。
続けて「食事は喉を通らないが、酒を浴びるように飲めば吐くほどのピザを胃に詰め込んだ。少ない口数だが、出てくる言葉は禍々しく、汚く、醜く、弱かった。謝っているような、怒っているような。色んな人に迷惑をかけたし、傷付けもした」と回想。そうした自身の振る舞いについて「許されるとは思っていないけど、許せる人にはなれると思っている」とつづった。
現在は回復したといい、「動ける時に動いたら良い。やっぱり頑張れてる時はラクだ。褒められるし、健康にも良い。到底出来ないと思っていた事も何のストレスも無く出来てしまう」と現状を説明。「何の生産性も無く、無意味なあのベッドルームでの戦いがおれの血や肉になってると良い」と闘病も糧にし、「回復して一年半。ようやく自分の人生を前に進み始める事が出来ました」とあらためて報告した。
Fukaseは20年2月の投稿で、「保護室という監視カメラの前で糞尿を垂れ流さなければいけない部屋に自分がいた時、1番辛かったのは時計が無い事だった。何日閉じ込められているか分からない。寝て起きた空が朝焼けなのか夕焼けなのか分からない。前進しない毎日が繋がっていくのが怖かった。屈強な医者にズボンを脱がされて尻に筋肉麻酔を打たれて床に沈んだ時、自分は社会からドロップアウトしたんだと確信したのを覚えてる。10代の自分には、それこそ"世界の終わり"と感じる闘病生活の始まりだった」と過去の闘病を明かしていた。
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。