今年1月、法政大学のキャンパスでハンマーで大学生8人にけがをさせた罪に問われている女の初公判が開かれ、女は動機について「いじめを止めさせるためにやるしかないと思った」と明かしました。
【写真を見る】「いじめをやめさせるために…」“法政大学ハンマー殴打事件”大学生8人への傷害罪に問われた韓国籍の女の初公判で起訴内容認める 東京地裁立川支部
法政大学の学生だった韓国籍のユ・ジュヒョン被告（23）は今年1月、東京・町田市にある法政大学多摩キャンパスの教室で、大学生の男女8人にハンマーを振り下ろして頭にけがをさせた傷害の罪に問われています。
東京地裁立川支部できょう行われた初公判で、裁判長から起訴内容について問われたユ被告は「間違いないです」と述べ、起訴内容を認めました。
検察側は冒頭陳述で「犯行後に被告人は教室の血をみて、『血を流したんだ、よかった』などと言い、満足そうな表情だった」と指摘しました。
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その後の被告人質問で動機を聞かれたユ被告は、「『くさい』とか『韓国に帰れ』などと言われ、いじめを受けていた。やめさせるためにはやるしかないと思った」と明かしました。
検察側は「鬱憤を晴らすためで身勝手極まりなく、正当化されない。卑劣な犯行と言わざるを得ない」としてユ被告に懲役3年を求刑。一方の弁護側は、被害者8人のうち7人と示談が済んでいるとして、執行猶予付きの判決を求めました。
ユ被告は裁判の最後に、「被害者は何の非もないです。申し訳ないと思っています」と謝罪しました。
判決は今月27日に言い渡される予定です。
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