「生活支援」「クリーンな政治」=有権者ら要望、SNSに警戒も―都議選告示

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2025年06月13日 21:01  時事通信社

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時事通信社

東京都議選が告示され、街頭演説を聴く有権者ら=13日午前、東京都新宿区
 「物価高対策や生活支援を進めてほしい」「クリーンな政治を」。東京都議選告示日の13日、有権者からは新たな都政に望むさまざまな声が聞かれた。

 都庁お膝元の新宿区で、候補者の演説を聴いていた同区の女子大学生(18)は「一番安い食材を買うため、複数のスーパーを駆け回っている」と苦しい経済状況を明かした。同区の男性(75)は、「適切な政策で生活困窮者に手を差し伸べてほしい」と話した。

 高齢者が多く集まる東京・巣鴨の商店街では、近所の女性(83)が、「年金暮らしで収入を増やせず、自分でできる物価高対策が限られている。影響は深刻だ」と訴えた。「しがらみの少なそうな若い候補者に注目している」と言い、政党よりも政策を重視して選挙戦を見守るという。

 JR渋谷駅のハチ公前広場付近。長女(1)を育てる30代の主婦=杉並区=は、「現状のままでは2人目の妊娠、出産は厳しい」と子育て世代への支援を求めた。

 各候補者が活用を進めるSNSについて、大田区の大学1年の男性(18)は「目に留まりやすい極端な公約や文言があふれている」と警戒。調布市の大学3年の男性(20)も「流されないように自分で判断したい」と語った。

 都内の大学の医学部に通う中山春二さん(23)は、都議会自民党会派による裏金問題について指摘。「お金の流れはクリーンにした方がいい」と話した。 

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