今の若者は上司をどのようにとらえているのか。就職支援事業などを手掛けるジェイック(東京都千代田区)の調査によると、20代正社員の28.3%が「上司の働き方が、自身の働く意欲にマイナスの影響を与えることがある」(よくある+時々ある)と回答した。
「上司の働き方が、自身の働く意欲にマイナスの影響を与えることがない」(ほとんどない+全くない)は68.5%と半数以上を占めた。
「上司のどのような働き方が、働く意欲にマイナスの影響を与えるか」を聞いた。最も多かったのは「必要以上に時間外労働を行っている」(29.1%)。以下「会社や職場に対する不満を頻繁に言う」(26.0%)、「部下とのコミュニケーションが少ない」(24.4%)、「プライベートより仕事を優先している」(22.8%)、「指導するだけで、自ら手本を示さない」(20.5%)が続いた。
この結果を受けて、ジェイックは「管理職である上司が自らの業務時間を適切に管理し、部下の勤務状況にも目を配ること、そして企業経営の中枢を支える立場として、自身の言動によって部下の士気を高めることは、本来、管理職としての基本的な役割。そして、売り手市場の加速により社員の転職意欲が高まっていることに加え、多様な立場や事情を持つ社員も増えている現在、こうした役割を果たせるかどうかが、より重要になっていると言える」とコメントした。
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インターネットによる調査で、対象は20代正社員128人。調査期間は1月28日〜5月8日。
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