リフォーム業者への賠償命令確定=網戸のひもで女児死亡―最高裁
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2025年06月16日 18:02 時事通信社

兵庫県西宮市の自宅でロール式網戸のひもが首に絡まって死亡した女児=当時(6)=の遺族が、取り付けたリフォーム業者の土屋ホームトピア(札幌市)などに損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(岡正晶裁判長)は同社側の上告を退ける決定をした。12日付。同社などに計約5800万円の賠償を命じた二審大阪高裁判決が確定した。
製造元のYKKAP(東京都千代田区)は上告せず賠償命令が確定。リフォーム業者だけが上告していた。
一、二審判決によると、事故は2019年11月、両親の外出中に発生した。遺族は製品に欠陥があり、リフォーム業者も危険性を説明しなかったなどとして、両社に計約8000万円の損害賠償を求めて提訴した。
一審大阪地裁は請求を退けたが、二審は24年3月、製品に十分な警告などがされていたとは認められないとして、YKKAPの責任を認定。リフォーム業者にも注意義務違反があったとして賠償を命じた。
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