
今日(17日)の北海道は、内陸や道南を中心に広く気温が上がり、午後3時までに最も気温が高くなった十勝地方の帯広では30.5℃まで上がりました。道内では今月10日以来1週間ぶりの真夏日で、帯広では今年一番の暑さとなりました。今日は先週に比べて湿度が高くなっている所が多く、熱中症や食中毒などにリスクは更に高まっています。この先も暑さがしばらく続くため、体調管理に注意が必要です。
先週より湿度が15〜20%ほど上昇
今日(17日)の道内は広く夏本番の陽気となり、午後3時までの最高気温は十勝地方の帯広で30.5℃、足寄で30.2℃と道内では1週間ぶりに真夏日の地点がありました。道南を中心に今年一番の気温となった所もあり、胆振地方の室蘭では25.9℃と今年初の夏日を観測しています。
また、今日は北海道らしくない、蒸し暑さを感じるような陽気の所が多くなりました。上空に暖かい空気が居座った中で、昨日から今日にかけて広く雨が降ったこともあり、今日は午後3時までの最小湿度は60%前後の所が多くなりました。札幌でも、先週10日は最高気温が28.4℃で最小湿度は40%でしたが、今日は午後3時までで最高気温は28.1℃、最小湿度は61%と、1週間前と同じような気温ではありますが、湿度が20%ほど高くなっています。
この先しばらく北海道でも蒸し暑さが続く恐れ 熱中症や食中毒などに注意
北海道では、19日木曜日頃にかけては南から高気圧が張り出す影響で割合晴れますが、南から暖かい空気が流れ込む見込みで、連日内陸では30℃前後まで上がる所が現れそうです。その後は低気圧の接近、通過によって週末にかけて再び天気が崩れますが、暖かい空気の入りやすい状態は続くでしょう。週末は朝晩の気温が平年よりかなり高く、寝苦しく感じるくらいかもしれません。また、日中の最高気温は、それまでに比べるとやや下がりますが、雨の影響で湿度が高いでしょう。
湿度が高くなると、汗が蒸発しづらいため、体の熱が逃げにくくなります。また、食中毒の原因になる細菌は湿気を好むため、同じ気温でも湿度が高いと熱中症や食中毒のリスクが高くなります。まだ6月半ばではありますが、真夏のような気温や湿度が続く恐れがあるため、食品の取り扱いや体調管理には十分に注意して下さい。
|
|