自転車で違反走行し、警察官に警告を受ける男性(資料) 自転車の交通違反を反則金制度(青切符)の対象にする改正道路交通法施行令が17日、閣議決定された。113の違反行為について3000円〜1万2000円の反則金を科す。2026年4月1日から施行する。
青切符は、比較的軽微な違反を対象に、違反者が反則金を納めれば刑事罰を科さない制度。警察庁が4月に改正案を公表していた。
主な反則金は原案通りで▽携帯電話を使用しながらの運転(1万2000円)▽信号無視(6000円)▽2人乗り(3000円)など。取り締まりは16歳以上が対象。
パブリックコメントに5926件の意見が寄せられ、特に「歩道通行を違反とするのはおかしい」という声が多かった。
警察庁は、切符を交付するのは猛スピードで走行して歩行者を立ち止まらせたり、警察官の警告に従わず歩道通行を続けたりした場合と説明。単に歩道を通行する違反だけでは指導・警告にとどめ、基本的に取り締まり対象にはしないとしている。