浦和、新形式クラブW杯は黒星発進…松尾佑介がPKで得点も、アルゼンチンの強豪リーベルに3失点

10

2025年06月18日 06:01  サッカーキング

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

サッカーキング

松尾佑介がPKで追撃の1点を挙げたが… [写真]=FIFA via Getty Images
 FIFAクラブワールドカップ2025・グループE第1節が17日に行われ、浦和レッズ(日本)とリーベル・プレート(アルゼンチン)が対戦した。

 “赤き漢たち”の世界での戦いがはじまる。32チーム制に生まれ変わったクラブW杯は、現地時間17日に大会4日目を迎えており、グループEの初陣ではJリーグから同大会に唯一参戦している浦和が登場。2022シーズンのAFCチャンピオンズリーグで通算3度目の優勝を果たした浦和は、アルゼンチン屈指の強豪として知られ、クラブランキング上位により出場権を勝ち獲ったリーベル・プレートと相まみえる。

 浦和はGK西川周作を筆頭に、キャプテンマークを巻くマリウス・ホイブラーテン、中盤でハードワークが期待される安居海渡ら、2022シーズンのACL優勝を知る面々に加えて、ダニーロ・ボザ、金子拓郎、マテウス・サヴィオといった今季からの新戦力もスターティングメンバーに名を連ねる。一方のリーベル・プレートは、ゴンサロ・モンティエル、マルコス・アクーニャ、エンソ・ペレスといったアルゼンチン代表歴を誇る面々を擁しており、大会終了後のレアル・マドリード行きが決まっているフランコ・マスタントゥオーノも先発に入った。

 試合は序盤から、リーベル・プレートが敵陣へ押し込んで時計の針を進める。両サイドの幅を有効活用しながら、ゴールへの道筋を探っていき、9分にはイグナシオ・フェルナンデスからのサイドチェンジで左サイドにボールを届けると、ファクンド・コリーディオが中央でうまく前を向き、ボールを引き取ったセバスティアン・ドリウッシが反転から左足を振り抜く。シュートはポストに嫌われた。

 浦和としては難を逃れた形となったが、12分にはまたも右から左への展開で、リーベル・プレートが先制に成功。右サイド大外からドリブルで持ち運んだマスタントゥオーノが、浮き球のボールを送ると、左サイド大外のスペースを駆け上がったアクーニャがファーストタッチから左足でクロスボールを送る。このボールがボックス内へ飛び込んだコリーディオの頭にピタリと合い、ヘディングシュートでゴールネットを揺らした。

 早々と先制を許した浦和は、その後もなかなか敵陣で過ごす時間を増やせず、難しい展開を強いられる。28分にはピッチ中央付近でセカンドボールを拾われたところから、リーベル・プレートがショートカウンターへ。右サイド高い位置を取ったマスタントゥオーノが横へ渡すと、イグナシオ・フェルナンデスが左足を振ったが、枠を捉えきれない。

 直後の32分には、敵陣左サイドで浦和がフリーキックを獲得。マテウス・サヴィオが蹴ったインスイングのボールをマリウス・ホイブラーテンがヘッドで沈めたが、ここはオフサイドと判定される。前半も終盤に差し掛かると徐々に浦和も敵陣へ入り込む状況が生まれていき、42分には1つ決定機を構築。最終ラインからボールを持ち運んだダニーロ・ボザが縦パスを差し込むと、引き取った金子拓郎がカットインから左足を振ったが、シュートはGKフランコ・アルマーニに阻まれた。
 
 リーベル・プレートの1点リードで後半へ折り返すと、立ち上がりの48分、浦和守備陣に思わぬ連携ミスが発生。リーベル・プレートは左サイドからマクシミリアーノ・メサが右足でクロスボールを上げるも、ここは長沼洋一が頭で跳ね返す。セカンドボールを安居海渡、さらにマリウス・ホイブラーテンが先に触ると、後ろに下げたボールがドリウッシに狙われており、飛び出したGK西川周作よりも先に触られ、ゴールにねじ込まれる。浦和としてはやや勿体無い形で、ビハインドは2点に広がった。

 このプレーでGK西川周作と接触したドリウッシが負傷するなど、リーベル・プレートはアクシデントにも見舞われたが、ここからの時間帯は浦和が前への積極的な姿勢を見せていく。56分には下からボールを繋いで、GK西川周作、安居海渡を経由してサミュエル・グスタフソンにボールが渡る。相手を引きつけて右へつなぐと、待っていた金子拓郎が倒され、浦和がPKを獲得。キッカーを務めた松尾佑介はGKアルマーニの逆を突いてゴール左下に流し込み、1点を返した。

 反撃の狼煙を上げた浦和は、長沼洋一や渡邊凌磨らがシュートまで持ち込む場面を作り出し、良い流れで試合を進める。71分には金子拓郎、マテウス・サヴィオを下げて、関根貴大、チアゴ・サンタナを投入。攻撃的な交代カードを切って同点を目指したが、次の1点はリーベル・プレートに生まれた。

 73分、左コーナーキックを獲得すると、アクーニャが左足でアウトスイングのボールを蹴り込む。ボックス内でフリーになったメサがヘディングシュートを叩き込み、再び点差は2点に広がった。

 終盤に入った80分には長沼洋一と安居海渡に代えて、荻原拓也と松本泰志を、87分にはサミュエル・グスタフソンを下げて原口元気を投入。逃げ切り体勢に入ったリーベル・プレートに対して、浦和は前に出る場面を作り出す。90分には左からのボールをチアゴ・サンタナがボレーで狙ったが、GKアルマーニが立ちはだかり、浦和にとっての2点目が生まれることはない。

 試合はこのままタイムアップ。浦和にとってのクラブW杯初陣は黒星となった。

 次節は21日に行われ、浦和はインテルと、リーベル・プレートはモンテレイと、それぞれ対戦する。

【スコア】
リーベル・プレート 3−1 浦和レッズ

【得点者】
1−0 12分 ファクンド・コリーディオ(リーベル・プレート)
2−0 48分 セバスティアン・ドリウッシ(リーベル・プレート)
2−1 58分 松尾佑介(PK/浦和レッズ)
3−1 73分 マクシミリアーノ・メサ(リーベル・プレート)

【スターティングメンバー】
浦和レッズ(4−2−3−1)
GK:西川周作
DF:石原広教、ダニーロ・ボザ、マリウス・ホイブラーテン、長沼洋一(80分 荻原拓也)
MF:サミュエル・グスタフソン(87分 原口元気)、安居海渡(80分 松本泰志);金子拓郎(71分 関根貴大)、マテウス・サヴィオ(71分 チアゴ・サンタナ)、渡邊凌磨
FW:松尾佑介


【ゴール動画】浦和、新形式クラブW杯は黒星スタート


#モーメントブースター でシェアして盛り上がれ!​

⚽️ゴール (11:09)
👟Facundo Colidio​​
🆚CA River Plate (ARG) vs Urawa Red Diamonds
​📺​DAZNでライブ配信中​
🆓DAZNで全63試合無料配信
#FIFACWC #TakeItToTheWorld #DAZN pic.twitter.com/yQPKj67kZY— DAZN Japan (@DAZN_JPN) June 17, 2025

#モーメントブースター でシェアして盛り上がれ!​

⚽️ゴール (47:49)
👟CA River Plate (ARG) ​​
🆚CA River Plate (ARG) vs Urawa Red Diamonds
​📺​DAZNでライブ配信中​
🆓DAZNで全63試合無料配信
#FIFACWC #TakeItToTheWorld #DAZN pic.twitter.com/eNJfLJFAhy— DAZN Japan (@DAZN_JPN) June 17, 2025

#モーメントブースター でシェアして盛り上がれ!​

⚽️ゴール (57:51)
👟Urawa Red Diamonds ​​
🆚CA River Plate (ARG) vs Urawa Red Diamonds
​📺​DAZNでライブ配信中​
🆓DAZNで全63試合無料配信
#FIFACWC #TakeItToTheWorld #DAZN pic.twitter.com/9Ra8m6vnJY— DAZN Japan (@DAZN_JPN) June 17, 2025

#モーメントブースター でシェアして盛り上がれ!​

⚽️ゴール (72:48)
👟Maximiliano Meza​​
🆚CA River Plate (ARG) vs Urawa Red Diamonds
​📺​DAZNでライブ配信中​
🆓DAZNで全63試合無料配信
#FIFACWC #TakeItToTheWorld #DAZN pic.twitter.com/NGLxdkpjFT— DAZN Japan (@DAZN_JPN) June 17, 2025

このニュースに関するつぶやき

  • アルゼンチンのチームの中でもボカジュニアーズとリーベルプレートは別格レベル
    • イイネ!5
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(4件)

ランキングスポーツ

ニュース設定