
秋篠宮家の次女・佳子さまは6月4日から16日までブラジルを公式訪問された。
「今年は日本とブラジルの国交樹立から130周年という節目の年にあたります。佳子さまは、ブラジルの8都市を回り、各地での記念式典などに出席されました。滞在中、佳子さまは和装やフォーマルなセットアップやワンピースなど、TPOに合わせた装いでお出ましになり、現地では“まるでファッションショー”と話題を呼んだのです」(皇室担当記者、以下同)
皇室のファッションリーダー
佳子さまは皇室のファッションリーダーとして知られ、着用されるお召し物やアクセサリーがたびたび話題を呼んでいる。
「皇室の方々は、お出ましになる際、公務用に仕立てられたオーダーメイドの洋服を着用されることが多いのです。しかし、佳子さまは公務などで市販の洋服やアクセサリーをお召しになることが、ままあります。流行を取り入れつつも、崩しすぎない優雅なファッションスタイルに憧れる女性も多く、佳子さまが着用された市販の品はすぐに売り切れとなります」
ブラジルでのスタイリングの中にも、市販の洋服やアクセサリーがちりばめられていた。
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「6月8日、佳子さまはサンパウロで高齢の日系人と交流されました。この際、着用されていた花柄のワンピースは『Viaggio Blu(ビアッジョブルー)』というブランドのアイテムで、価格は税込みで5万9400円。ブランド名は“旅”を意味しており、高級リゾート地やラグジュアリーなホテルをイメージさせる、華やかでリラックス感のあるデザインが特徴です。佳子さまが着用されたワンピースも、ややゆったりとしたシルエットではあるものの、首元の黒いボウタイが“きちんと感”を演出していましたね」(ファッションジャーナリスト、以下同)
6月11日、ブラジルの中西部・カンポグランデ市を訪問された際は、エメラルドグリーンのワンピースをお召しに。
「こちらは『ANAYI(アナイ)』というブランドで、価格は税込みで6万9800円。このワンピースは今年5月に岐阜県を訪問した際も着用されていました。その際は付属のスカーフタイを取り外していましたが、今回はタイを付けられ、よりフォーマルな印象でした」
リオデジャネイロで見せたブルーのセットアップ
6月14日、リオデジャネイロで日系団体の施設を訪問された際は、海に面した都市にふさわしいブルーのセットアップを着用された。
「グラデーションがかかったブラウスとスカートはともに『AKIKO OGAWA』のもので、価格はブラウスが7万3700円、スカートは9万9000円。知的で上品なデザインが特徴で、働く女性を中心に人気なブランドです。このセットアップに合わせて靴やアクセサリーなどの小物もブルーで統一されており、佳子さまのファッションセンスの高さが垣間見えました」
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昨年はギリシャを公式訪問された佳子さま。今回はある変化があったという。
「ギリシャでは2000円台の“超プチプラ”のニットを着用されていたことが話題となりました。ほかにも着用されていた市販品のワンピースの価格は2万円ほどと、手の届きやすい価格帯でした。
一方で、今回ブラジルで着用されたお洋服は、最も安いもので5万9000円と、やや高価格帯でした。ギリシャで着用された2000円台のニットには“庶民的でいい”と好感の声もあった一方、“公式訪問でプチプラは相手国に失礼では”と厳しい声も寄せられたのです。そうした声を受け、今回はよりエレガントに見えるよう、高価格なお洋服を選ばれたのかもしれません」
庶民派からエレガント志向へ。これからも佳子さまのファッション変遷に目が離せない。
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