気象庁によると、2025年も全国的に厳しい暑さが予想されている。マーケティングリサーチ事業を行うインテージ(東京都千代田区)が実施した調査によると、2025年夏における家庭の暑さ対策予算は平均2万8497円であると分かった。
2024年と同様の猛暑を想定した場合、家庭の暑さ対策にかかる平均支出予定額は2万8497円(前年比109%)と増加傾向にあった。電気代の高騰や、暑さ対策用品の値上げ、近年の猛暑への備えの意識の高まりなどが一因とみられるという。
光熱費を含む夏の生活費に不安がある人は、世帯年収1000万円未満では62.5%に上った。その一方、年収1000万円以上の世帯では不安がある人は53.9%にとどまった。
暑さ対策として最も多く挙げられたのは「エアコン(冷房)を使用」(64.8%)で、「水分・塩分補給」(51.0%)、「扇風機を使用」(47.2%)が続いた。また、「涼しい時間帯に外出・買い物」(27.5%)、「火を使わないメニューを増やす」(12.2%)といった行動面での工夫もあった。女性の52.0%は「日傘をさす」と回答した。
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2024年夏のエアコンの使用状況は、年代が上がるにつれて利用率が高くなった。
2024年夏にエアコンを使わなかった、もしくは使用頻度が低かった人にその理由を聞いたところ、「電気代が気になる」(28.5%)が最も多かった。「冷えすぎ、だるくなるなどで苦手」(18.7%)、「窓を開けたり扇風機で十分」(16.9%)が続いた。
本調査は5月22〜26日、全国の15〜79歳の男女5000人を対象に実施した。
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