米倉涼子「エンジェルフライト」映画化決定に感慨「見たら私はきっとまた涙してしまう」

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2025年06月19日 06:00  日刊スポーツ

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「エンジェルフライト THE MOVIE」に主演の米倉涼子

米倉涼子(49)が主演し、23年3月にAmazonプライムビデオで配信されたドラマ「エンジェルフライト 国際霊柩送還士」の続編が映画化されることが18日、分かった。「エンジェルフライト THE MOVIE」と題し26年2月13日から240以上の国や地域で世界独占配信する。


「エンジェルフライト−」は、海外で亡くなった日本人の遺体を国内、日本で亡くなった外国人の遺体を母国の遺族の元へ送り届ける国際霊柩送還士に迫った、佐々涼子氏のノンフィクションの実写化作品。米倉は「大切な人を異国の地で失ったご遺族に、ちゃんと最後のお別れをさせてあげたい」との信念を持つ、口は悪いけど情に厚い「エンジェルハース」の敏腕社長・伊沢那美を演じた。


今月7日までNHK総合でドラマが放送され、満を持しての映画化発表となった。米倉は「原作の大ファンだったので佐々涼子さんの思いを引き継いで再びお届けできることをうれしく思います」と映画化を喜んだ。そして「一丸となって心を込めて作っていますので、完成した作品を見たら私はきっとまた涙してしまうと思います」と語った。


脚本の古沢良太氏と再タッグを組む堀切園健太郎監督は、8年前の海難事故で帰らぬ人となった、向井理(43)演じる那美の恋人・足立幸人について言及した。那美は、最初の夫との間に2人の子供をもうけたが離婚し、会社を立ち上げた。幸人はその後、知り合った、かけがえのない恋人だった。過酷な日々を送る那美の心の中に時折、現れ、支えになる存在として描かれてきた。最終話のラストで、那美は幸人の死について知る黒崎刑事(谷田歩)から「ことによると生きているかもしれない」と言われ、ドラマは終わった。同監督は「那美と幸人の話はどうなるのか。他のメンバーにも活躍して欲しいし映画版としてスケールアップしなければ意味がない」と意気込んだ。


3人のコメント全文は、以下の通り


米倉涼子(伊沢那美役)私はもともと原作の「エンジェルフライト 国際霊柩送還士」の大ファンだったので、著者の佐々涼子さんの思いを引き継いで“THE MOVIE”という形でふたたびこの物語をお届けできることをうれしく思います。この作品には、ひとつひとつの命にちゃんと物語があって、それぞれに愛や絆がある。どんな命にも意味があるというメッセージが込められています。エンジェルハースのメンバーがご遺族や故人の皆さまに誠心誠意向き合う姿を、スタッフ・キャスト一丸となって心を込めて作っていますので、完成した作品を観たら私はきっとまた涙してしまうと思います。皆さんもぜひ大切な人を想いながらご覧いただけるとうれしいです。


古沢良太氏(脚本)皆さんの支持のおかげで、もう1度あの素晴らしい面々が集まってくれます。今回は映画ということで、また新たなチャレンジ。ですが描くべき芯は変わりません。「死」を描くということは「生」を描くことであり、無限にある誰かの人生はすべて語るべきドラマであると学んだ作品でした。身近な誰かの人生にひととき思いをはせたくなるような作品になればと願っています。佐々涼子さんが残してくださった宝石から生まれたビーズを、またひとつ、つなぐことができることに感謝します。


堀切園健太郎監督 SNSには「身近な大切な人に思いをはせ、今の生き方を見つめ直した」という前向きな感想があふれていた。そんな中、幸運にも続編が決定。那美と幸人の話はどうなるのか、他のメンバーにも活躍して欲しいし、映画版としてスケールアップし、前作を上回るものを作らなければ意味がない。再び古沢さんと脚本作りで格闘する日々がはじまった。異国での突然の死によって浮かび上がる愛や絆。この作品は広い意味でのラブストーリーだ。国境をまたいで紡がれる多様な愛の物語をお届けしたい。

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  • このドラマ、ホンマに良くてこのクール一番面白かった。続編は映画か… ドラマでの続編の方が色んなケースの話が見れて良いんやけどな…
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