
日本の“西洋“との出合いは16世紀、ポルトガル人の種子島漂着だ。それ以来続く長い交流。日本の言葉や文化の中には、ポルトガル起源のものがもうそれとは分からないほどなじんで定着しているものも少なくない。ヨーロッパ最西端のこの国に通い続ける著者が書いた『ポルトガルへ――リスボンととっておきの町を訪ねるレトロな旅時間』(矢野有貴見著、イカロス出版、税込み2090円)が発売された。リスボンの推しスポットが満載だ。
初めて訪れてもどこか懐かしさを覚える不思議の国、ポルトガル。観光客に人気のバイシャ地区などはもちろん、地元の人たちの普段着姿が垣間見られる市北部もピックアップ。リスボンの幅広い魅力に触れることができる。また、ポルトガル第二の都市ポルト、海沿いの町ナザレ、田舎風景が楽しめるアレンテージョ地方の中心都市エヴォラを取り上げ、町の歩き方やおすすめスポットも案内している。
さらに旅の大きな魅力の一つになるポルトガル料理や、伝統菓子の解説ページも充実。旅のヒントが詰まっている。

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