レアル・マドリードを率いるシャビ・アロンソ監督 [写真]=Getty Images レアル・マドリード(スペイン)を率いるシャビ・アロンソ監督がアル・ヒラル(サウジアラビア)戦を振り返った。18日、スペイン紙『アス』がコメントを伝えている。
FIFAクラブワールドカップ2025・グループHの第1節が行われ、レアル・マドリードはアル・ヒラルと対戦した。試合は立ち上がりからアル・ヒラルが主導権を握ったものの、34分にゴンサロ・ガルシアの得点でレアル・マドリードが先制に成功。しかし、前半終了間際にラウール・アセンシオがPKを献上し、相手に同点弾を許してしまう。後半は攻勢を強めて積極的にゴールへ迫ったが、ゲームはそのまま1−1で終了。シャビ・アロンソ監督の就任初戦はドローとなった。
試合後のインタビューに応じたスペイン人指揮官は、「いろいろな感情が混ざっている。結果は残念だったが、後半はかなり良かったと思う」とコメント。「前半はあまり気に入っていないが、改善点を確認する良い材料になるだろう。後半はよりバランスが取れて、ボール保持もうまくできていた。相手を押し込めたが、ゴールが足りなかった。その点を重視し、それを糧に前進していく」と手応えと課題を明かしている。
また、前半に苦しんだ要因について、「我々のペースが速すぎたため、もっと落ち着いて展開してほしかった。相手は技術のあるチームであり、こちらのリズムが早いとボールを奪い返すのが難しい」と説明。続けて、「サイドから崩す形は良かったのだが、勝利には至らなかった。やや不完全燃焼感が残っている」と現在の心境を語った。
一方、「後半は改善できたと思う。ボールを持ちながらうまくペナルティエリア近くまで運び、相手を苦しめることができた。ただ、最後の数メートルではもう少し精度を上げる必要がある。結果とは関係なく、前向きな点を見つけていきたい」と再び後半の収穫を強調。「何事にも時間がかかる。まだ練習は3回しかしていない。結果を求める気持ちはあるが、目指す姿に到達するには時間がかかる」と長期的な視点でチーム作りに取り組む姿勢を示した。
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