THE RAMPAGEの存在証明『16(R)OAD』インタビュー 川村壱馬×陣×長谷川慎×後藤拓磨が振り返る、10年間の歩み

0

2025年06月19日 13:00  リアルサウンド

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

リアルサウンド

左から、後藤拓磨・長谷川慎・陣・川村壱馬

 LDH JAPANと幻冬舎がタッグを組み、毎月書籍を発売するプロジェクト「GL-16〜THE RAMPAGE BOOKS〜」。その第12弾『THE RAMPAGE COMPLETE BOOK 16(R)OAD』が6月16日に刊行された。昨年7月より、個人や幼馴染ペア、派生ユニットといった組み合わせで書籍を発表し、強烈な個性を放つ16人の魅力を発信してきたTHE RAMPAGE。そんな1年間の集大成となる本書は、まさに“16人の今”を網羅した1冊と言えるだろう。


参考:【撮り下ろし写真】インタビューに答えるTHE RAMPAGE・川村壱馬、陣、長谷川慎、後藤拓磨


 リアルサウンドブックでは、ボーカルの川村壱馬、パフォーマーの陣、長谷川慎、後藤拓磨に、プロジェクトを完遂した手応えや『THE RAMPAGE COMPLETE BOOK 16(R)OAD』の見どころ、現在開催中のツアーについて語ってもらった。


■メンバーのキャラクターが色濃く出た書籍たち


――1年にわたって駆け抜けた「GL-16〜THE RAMPAGE BOOKS〜」もついに最後の1冊になりましたが、出揃った12作品を見てどう感じますか?


川村壱馬:(目の前に置いてある各メンバーの書籍を眺めながら)こうして並べてみると、圧巻ですね。


長谷川慎:これだけたくさんあるので、僕はまだ全部を読み込めたわけじゃないんです。でも、メンバー各々が1冊に懸けた想いと言いますか、1人1人が責任を持って1冊の本に向き合う熱量というのは伝わってきていたので、12冊揃っているのを見ると感慨深いものがありますね。それぞれのキャラクターも色濃く出ていますし、すごく満足度の高い作品ばかりだなと思います。


陣:(3人に向けて)俺らは全員、発売時期が結構後半だったよな?


川村:そうですね。


――陣さんの1stエッセイ『JOKER』、慎さんのFASHION STYLE BOOK『melt』、壱馬さんの2ndフォトエッセイ『PROMISE』、拓磨さんがカメラマンも担った2冊組フォトブック『WE R』の順で発売されて、今作『16(R)OAD』がラストという流れです。


後藤拓磨:僕が携わったフォトブック(後藤拓磨がメンバーの素顔を撮影したフォトブック『DAYS』と、グループ最年少の“98年組”長谷川慎・龍・鈴木昂秀・後藤拓磨のフォトブック『1998』の豪華2冊組で構成された作品)は、『16(R)OAD』の1つ前に発売したばかりですが、僕は『DAYS』に向けて1年間ずっと撮影してる感じだったんですよ。他のメンバーが発売した後も自分は撮り続けなきゃいけないし、みんな、ものすごく完成度の高い書籍やフォトブックを出していくので、どんどんハードルが上がっていっちゃって……(笑)。内心「大丈夫かな!?」って思いながら準備していた時もあったんです。でも、自分を信じてなんとか『DAYS』を形にして。最後の『16(R)OAD』に辿り着けて安心しています。


――第1弾では猫好きな樹さんが『藤原樹&マースフォトブック Mars』を出版し、第2弾では沖縄出身のハイサイコンビ(神谷健太、与那嶺瑠唯)が『THE RAMPAGE うちなーぐちかるた ハイサイコンビの想い出ガイドブック付き』を発売し……初っ端から飛び道具的な企画が続きましたもんね。


後藤:最初からハードル上げすぎです!


長谷川:特にかるたは予想外だったよね(笑)。でも、遊び要素が入ってるところが2人(神谷、与那嶺)らしいなって思いました。


――みなさんが手掛けた書籍については、お互いにどんな感想を持ちましたか?まず、壱馬さんの『PROMISE』から。


陣:(通販番組のように『PROMISE』を見せながら)『PROMISE』、写真も書いてあることも、芯が通っててカッコいいですね!これを読めば“川村壱馬”の信念や魅力がよくわかると思うので、ぜひみなさん買ってください。


川村:……え、終わり? まぁいいけど(笑)。


一同:あはははは!


――陣さんの『JOKER』は?


後藤:『JOKER』は、いろんな人が出てくるな〜っていう印象ですね。壱馬さんの『PROMISE』もそうですけど、フォトエッセイって、自分の生い立ちとか内面を掘り下げることが多いと思うんです。でも陣さんの場合は、生い立ちから始まり、お世話になった人との対談や、メンバー全員に対してのコメントも載ってて。陣さんが関わってきた人との繋がりを感じられるところが、他のメンバーのフォトエッセイと違う部分かなと思いました。


川村:表紙の写真がメンバー全員っていうのも、すごく陣さんっぽいですね。


後藤:特に、カバーを捲ったところに載ってる写真が良いんですよ。僕らが陣さんを冷たい目で見るっていう、ファンの人が好きなカットがあって(笑)。これは今、全国7都市のHMVさんで開催されているGL-16プロジェクトの展示会「GL-16 museum」でも大きなフォトパネルになっています。


川村:あの写真、良いよな〜!


後藤:カバーを捲ったところで笑わせるっていうギミックも、すごく考えられてるし、陣さんの“みんなを喜ばせたい”っていう愛がこもっていて、素敵だなって思いました。


――『JOKER』のインタビューで、陣さんは「『JOKER』の撮影のためだけに集まってもらったのですが、“陣さんにギャラ払ってもらわないと〜”とかブーブー言いながら撮ってました(笑)」とおっしゃっていましたけど。


後藤:そうやっていじりながらも、陣さんのためだから、みんな動きたくなるんだろうなっていうのが、『JOKER』を読むと伝わると思います。


――拓磨さんがメンバーを撮影した『DAYS』と、グループ最年少の“98年組”のフォトブック『1998』についてはいかがでしょうか。


川村:『DAYS』は、単純に「写真ウマー!」って思いましたね。タイで夜に撮った写真とか、すごいよなぁ。


長谷川:見開きの写真ですよね?


川村:そうそう。拓磨の写真技術に驚かされましたし、僕らは自然体で映ってたので、完成した作品を見た時に「あの時、こんなふうに撮ってくれてたんや」っていうのがわかって面白かったです。そして『1998』のほうは……(円形のスポットライトに照らされ撮影した4ショットを見せて)4人(長谷川慎・龍・鈴木昂秀・後藤拓磨)がバンドマンに見えました(笑)。


陣:わかる。こういう90年代のバンドいる!あと、バックストリート・ボーイズ感もない?


一同:あはははは!


川村:普段の4人を知ってるからこそ、写真がカッコよすぎて、逆に面白かったです。


――慎さんの『melt』についてはいかがですか?


川村:慎が服好きなのは、昔から傍で見ていて知っていたんですけど、『melt』はそれが最大限に活かせてるなって思いました。(長谷川に向かって)自分が持ってるアイテム類をバーッと載せてるページ、あるやん?


長谷川:(『melt』のアイテムページを見せながら)はい、後半のほうに。


川村:そう、コレ!慎本人が映ってる写真がカッコいいのは当たり前なんですけど、自分もコレクター気質なんで、このページは「こういうのヤバ!好き!」ってテンションが上がりましたね。よく被ってるキャップとかも、改めてズラーッと並んでるのを見て「こんなにたくさん持ってたんや」って思いました。


陣:まこっちゃんは普段からアイデアマンですし、それをアウトプットするのも得意な人なので、『melt』ではここぞとばかりに特技を発揮してますよね。溢れ返るくらい、自分の“好き”を詰め込んでいて、企画だから義務的にやってるってことじゃないのがわかる。そういうところがまこっちゃんらしいなって思いますし、「GL-16〜THE RAMPAGE BOOKS〜」というプロジェクトのあるべき姿だなって思いました。


長谷川:ありがとうございます!!


陣:(急に悪い顔になって)……と、いっぱい褒めたところで、服好きなまこっちゃんの裏話をリークしようかな。


長谷川:えっ!


陣:1年以上前に、まこっちゃんと2人で飲んだ時の話なんですけど。店を出て「飲み直すか〜」って言って、まこっちゃんの家に行ったんですよ。でも家に着いたら奥の部屋でゴソゴソしだして、なかなか出てこなくて。……なんと、オシャレなパジャマにわざわざ着替えて出てきたんです!


一同:あはははは!


陣:メンバーなんやし、さっきまでの服でいいじゃないですか? でも、その姿を見せたかったのか、なんなのかわからへんけど、セットアップのテロッテロのパジャマで再登場したんです。で、その時もめっちゃいじったんですけど、「普段からこうなんで(キリッ)」って言われて!(笑)きっと奥でゴソゴソしてる間に4〜5着着替えて、ベストな1着を着て見せてくれたんやろなって想像したら、可愛いなって思いました。


長谷川:どんな時も自分が一番カッコいいと思える恰好をする。それが慎スタイルなんですよ(キメ顔)。……ねぇ陣さん!本当に嫌なところ突いてくるのやめて!?(笑)


陣:ごめんごめん! その姿を見た時に、まこっちゃんはホンマに服が好きなんやなって実感しましたし、自分のブランディングをちゃんと考えてるんやなって感心しました。……っていうエピソードでした。


後藤:良い話風に締め括った(笑)。


■陣の泥酔姿も収録? 「DAY OFF―ランぺの休日―」


――ではここからは、『16(R)OAD』について伺っていきます。メンバーのソロインタビューやグループの軌跡といったページは、各自じっくり読んでいただくとして。「DAY OFF―ランぺの休日―」と題した企画ページはじつに楽しそうですね。


川村:陣さん、山彰さん(山本彰吾)、RIKUさんの“ハシゴ酒”なんか、いつも通りの3人ですからね。


後藤:通常運転!


長谷川:さっき暴露されたから、僕もやり返しますけど……陣さん、「この写真の記憶ない」とか言ってました。


陣:あはははは!


――記憶がないのは、どのへんですか?


陣:ホンマは教えたくないんですけど、100〜101ページの下のほうです。コレね、もう相当酔ってたから「これ以上は撮らへん」って言っておいたんですよ。ハシゴ酒とは言いつつ、実際の撮影は「1軒目の店で終わりですよ」って予定やったんです。それなのに、スタッフさんたちが欲しがっちゃって。2軒目で飲んでる泥酔姿を不意打ちで撮られたんです。


川村:リアルにオフってこと?


陣:そう、思いっきり仕事“外”。だから、僕はこの機会にスタッフさんたちにモノ申したい。なんでコレ、使ってるんですか!(笑)


長谷川:でも、僕らが普段見てる陣さんのオフは“こう”なんで。


川村:(小さい写真をじっくり見ながら)あ〜、そうですね(笑)。


長谷川:陣さんはブーブー言ってますけど、僕はめっちゃ良い写真だなって思います。


――壱馬さんと海青さんのゲーマーコンビはボウリング対決をされたそうですが、勝負の行方は?


川村:僕が勝ちました!(笑顔)海青と僕は負けず嫌いで勝負事が大好きなので、2人でめっちゃ燃え上がってました。


長谷川:スコアはどれくらいだったんですか?


川村:俺は170点くらい、いったんちゃうかな?(ボウリングのページを見せながら)ここにちゃんとポイント載ってる、173点。


長谷川:強っ!!


川村:ただ、俺の最高記録は181点なんですけど、それでもたっくん(後藤)には負けてるんですよ。


後藤:でも俺、結構調子いい日と極端に調子悪い日があるんで。確かに、一番良かった時は181以上いってたと思うんですけど、マグレです(笑)。


――数年越しのリベンジマッチ、やりません?


川村:おっ、それいいですね。今一番勝負したいかも!


後藤:僕も今が一番筋肉が仕上がってるので、良い試合ができそうですね。


陣:今のたっくんは、ボールを投げるパワーがすごそうやなぁ。


川村:弾速がすごそう(笑)。


後藤:ボウリングのピンを壊さない程度に、良いスコアを出したいと思います!


――拓磨さんと慎さんのペアは、休日ロケで買い物に行かれたそうですね。


長谷川:買い物というか服屋巡りみたいなロケをしたんですけど、撮影とはいえ、そういうことを2人でするのは久しぶりだったので楽しかったです。でも、僕らはあんまりオフっぽさがなかったですね。*p(R)ojectR®(THE RAMPAGEがプロデュースするアパレルブランド)も2人でディレクションしてるから、途中から「このディテールいいね。*p(R)ojectR®でやりたくない?」とか言い出して。


後藤:「なんでこんなに凝ってるのに、このプライスでいけるんだ!?」とか、自然と*p(R)ojectR®モードに入っちゃってたもんね(笑)。


長谷川:「このクオリティーだったら、もっと高くなるはずだろ!?」みたいな(笑)。


後藤:それは僕らがただ既製服を着たり、プロデュースされるだけじゃなくて、作り手側もちゃんと経験してきたからこそ言えることなので、デビューから8年、結成から10年以上が経って、2人で当たり前にそんな話ができるようになったことが嬉しかったです。


■推したいページは


――休日ロケに関して、他に気になったページはありますか?


後藤:僕は龍と(岩谷)翔吾さんの“公園ピクニック”を推したいですね。この2人、以前からピクニック配信をしてるんですよ。本当にピクニックしてるわけじゃないけど、ピクニック風の配信を。それが『16(R)OAD』で本当に実現してるのを見て、感慨深いものがありました。(公園ピクニックのページを見せながら)可愛いでしょ〜?


――うん、可愛いですね。


長谷川:メンバーを見せて「可愛いでしょ〜?」って何(笑)。


後藤:あははは。大の大人がちゃんとピクニックしてて、僕もほっこりしましたし、ファンの方も「可愛い〜!」ってなるんじゃないかなって思います。


――後半のほうに載ってる「16 PERSONAL DATA」も、改めて読むと面白いですね。個人的には、オーディション時のキャッチフレーズが興味深くて。陣さんは“淀川のシルバーウルフ”にちなんで、またシルバーヘアにしたんですか?


陣:いや、ライブに向けて染めただけで、たまたまです!


――『16(R)OAD』の発売イベントに向けて、ではなかったと。


川村:でも、陣さんは今でも違和感のないキャッチフレーズですよね。慎の“変幻自在のトリックスター”も、その通りだし。


長谷川:“変幻自在のトリックスター”は今でもお気に入りです。


陣:うん、カッコいい。それに対して、たっくんの“弟はGJCでNY武者修行中”は、本人の紹介ですらないっていうね(笑)。


川村:当時のスタッフさん、コレは適当に付けすぎやろ〜!


後藤:そう思って、何年か前になんかの企画でキャッチフレーズをつけ直したんですけど、それも定着しないまま今に至ります。


■どこまでいっても浦川翔平はブレない


――「16 PERSONAL DATA」にはキャッチフレーズ以外にも「今、一番行きたい場所」や「今の自分を表現する漢字」といったバリエーション豊かな質問が載っていますが、メンバーの回答を見て気になったことはありますか?


後藤:(ページを読みながら)ふははははは!


長谷川:何?何??


後藤:(浦川)翔平さんの「リラックス方法」のところに「弟と組み体操」って書いてあって……。


一同:あははははは!


川村:ホンマにもう〜!アイツ、マジでおもろいって!


長谷川:(浦川の項目を確認して)本当だ!「遠征時の必需品」も「バリカン」とか書いてるし、いらないだろ(笑)。


陣:年々、翔平の自由度が増してますね。……後で叱っときます。


――あははは。他に気になったことは?


後藤:「今、一番行きたい場所」でエジプトを挙げてる人が3人(陣、神谷健太、吉野北人)いたのも気になりました。(長谷川と川村に向けて)エジプト、興味あります?


長谷川:アンケートには「ロンドン」って回答しちゃったけど、ピラミッドは見たいですね。


川村:俺も!


陣:ピラミッドは、マジでヤバいパワースポットらしいよ。行った人に聞いたんやけど、ピラミッドでめっちゃでかいイメージあるやん? でも、大きいと理解した上で行っても、実際に見たら「でっか!!」って驚くらしいで(笑)。


川村:マジっすか! 俺、大人になってから知ったんですけど、ピラミッドが作られた原理って解明されてないらしいですね?


陣:うん、解明されてない。


川村:ますます気になる!


陣:しかも時期によっては中も入れるから、もし行くなら、入れる時期を調べて行くのがオススメ。


後藤:陣さん、めちゃくちゃ詳しいですね。


陣:ホンマにエジプトに行きたくて、めっちゃ調べてるからさ。


――それこそTHE RAMPAGE全員でピラミッドを見に行ったら、超パワーをもらえそうですね。グループ自体が最強パワースポットになりそう。


陣:何かしらの企画で連れて行ってくれへんかな〜?


川村:ワールドツアーとか、めっちゃ規模のでかいプロジェクトが実現したら、全員でピラミッドを見に行ったのかな?って思っておいてください(笑顔)。


■THE RAMPAGEは「毎回最高のライブを更新してる」


――わかりました(笑)。でもその前に、現在開催中の全国ツアー『THE RAMPAGE LIVE TOUR 2025 "PRIMAL SPIDER"』と、同時並行で廻っている追加ホールツアー『THE RAMPAGE LIVE TOUR 2025 "PRIMAL SPIDER" 〜巡らせる糸〜』について伺いたいなと。現状の手応えや今後への意気込みはいかがですか?


長谷川:このインタビューを受けている段階では、『PRIMAL SPIDER』ツアーをやっている真っ最中で、これから『"PRIMAL SPIDER"〜巡らせる糸〜』が始まるんですけど。僕らはライブに強い“ライブアーティスト”という自信があるので、この先の公演も楽しみにしていてほしいですね。僕ら、毎回最高のライブを更新してるんですよ。昨年の『"CyberHelix" RX-16』ツアーの時も、過去一を叩き出したなって思ったし、自分達で「これ以上良いライブはできないだろうな」って思うくらいの出来だったんです。でも不思議なことに、ちゃんと前作を越えられるくらいの『PRIMAL SPIDER』ツアーになっていますし。ライブ以外でも、自分達ってまだまだカッコいいことができるんだなって思えるような活動ができているので、引き続きTHE RAMPAGEの活躍に期待していてほしいなって思います。


――ちなみに、長期間のツアー中に、『16(R)OAD』をはじめとする「GL-16〜THE RAMPAGE BOOKS〜」の書籍を出す意味は、どう感じていますか?


陣:僕らは毎年ツアーをやってるので、ツアーのタイミングを狙って「GL-16〜THE RAMPAGE BOOKS〜」を始動させたわけじゃないんですよね。ただ、こういうプロジェクトをやったことでメンバー各々のことをもっと知れました。全員参加の企画をやる時はいつもそうなんですが、全員で何か1つを成し遂げた達成感や、その上で全員で次のステージに行こうよ!っていう一体感が生まれるので、今まで以上に良いライブができるんじゃないかなと思います。


川村:あと『16(R)OAD』に関しては、僕らは今、結成10周年を迎えて、11年目に入った節目にいるので。メンバー全員で作り上げた1冊を、すごく良いタイミングでお届けできることを嬉しく思っています。


――では最後に、『16(R)OAD』がTHE RAMPAGEのみなさんにとって、どんな1冊に仕上がったかを教えてください。


陣:今っていろんなところから情報をキャッチできるから、例えば、メンバーが出演してるドラマや映画を観て知ってくれたりとか、バラエティーきっかけで知ってくれたりとか、プロレスきっかけで知ってくれたりとか、いろんな出会い方があると思うんですよ。でもだからこそ、グループの全貌を掴みにくいというのも、事実としてあって。『16(R)OAD』は、そんな今のTHE RAMPAGEの情報・魅力をギュッと凝縮した作品になっています。RAVERSの方にとっては、「そうそう、こういうグループだよね」って再確認できる1冊でしょうし、まだTHE RAMPAGEのことを気になっている段階の方には、僕らが辿ってきた軌跡を分かりやすく知ってもらえる1冊でもあるので、布教に役立ててほしいですね(笑)。僕らの存在証明と言える『16(R)OAD』、ぜひ読んでみてください。


(文・取材=斉藤碧、写真=篠田理恵)



    ニュース設定