
6月15日(日)の放送では、リスナーから届いたさまざまな相談に、江原がアドバイスを送りました。
江原啓之
<リスナーからの相談>
5歳の息子のことを相談させてください。息子はとても不安が強く、幼稚園でも「お友達の粘土を間違えて自分の箱に入れてしまったかもしれないから、警察に捕まるかもしれない」「先生のズボンに間違ってスライムを付けてしまったかもしれないから、警察に捕まるかもしれない」などと言って、不安に駆られて家で泣きます。
また、コンビニでおやつを買ってあげた際、私がレジで代金を支払う様子を見ていたにもかかわらず、「お金は払った?」「ねえ、ママ、お金払った?」と言って半泣きで心配し、店員さんから商品を受け取ることができないなど、とても不安が強いです。
どうして息子はこれほど不安が強いのでしょうか。私が息子の心に共感しすぎて、ネガティブな気持ちを汲み取って言語化してしまうため、息子自身も自分のネガティブな気持ちに気が付きやすくなり、ネガティブなことに意識が向きすぎてしまっているのでしょうか。何かわかることがあれば教えていただけないでしょうか。
|
|
江原:お母さんが教えたのかどうかは別として、「悪いことをしたら警察に捕まる」ということが、お子さんにはショッキングだったのでしょう。ニュースで誰かが逮捕されたような映像を見て、「これは大変だ! 悪いことをしたらこんなことになっちゃう!」と、誰かから教わったのではないでしょうか。もしかしたら、幼稚園でそう知ったのかもしれないですね。
これは、大切なことを伝えれば良いんですよ。「間違っても『ごめんなさい』と言えば、全ては通じるんだよ」と教えるのです。人生はいろいろな間違いをしてしまうものだけれど、本当に心から「ごめんなさい」と言えば、そこで償うことができるんだよ、と。そこまで教えてあげず、「悪いことをしたら捕まる」という知識ばかりを入れてしまえば、不安になってしまいますよ。
だから、「失敗することを恐れるんじゃなくて、ごめんなさいが言える人になろうね」と、お母さんがちゃんと言ってあげることが大事です。「どんなときにも、間違ってしまったら『ごめんなさい』と言おう。そう言えるようになることが大切なんだよ」と教えたら、変わってくると思いますよ。
世の中、「ごめんなさい」が言えない人が多いですよね。謝ることが負けとか弱みを握られたように捉える人が増えていると感じます。「ごめんなさい」と言うのは、何もネガティブなことじゃありません。むしろポジティブなことだと思いますよ。だって、私たちは生きているだけでも、ほとんど毎日「ごめんなさい!」という世界ですからね。だから、そういう意味では、自分自身を輝かせて生きていってほしいと思います。

奥迫協子、江原啓之
|
|
●江原啓之 今夜の格言
「悩み事は、学びと成長のチャンスです」
----------------------------------------------------
この日の放送をradikoタイムフリーで聴く
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
----------------------------------------------------
<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00〜22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30〜12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/oto/
動画・画像が表示されない場合はこちら