
今日23日(月)は、関東地方や山梨県で最高気温35℃以上も猛暑日となりました。明日24日(火)からしばらく危険な暑さは落ち着きますが、今週末(28日土曜)からは再び猛暑に。気象庁は今日23日(月)、「10年に一度レベルの高温」になるおそれがあるとして、北海道〜九州、奄美地方に「高温に関する早期天候情報」を発表しました。今年の梅雨はメリハリ型。今週の大雨の後は、再び猛暑に警戒が必要です。
関東と山梨で最高気温35℃以上 東京都心は8日連続の真夏日
今日23日(月)は、関東地方や山梨県で最高気温35℃以上も猛暑日となりました。今日23日(月)で8日連続、列島のどこかで猛暑日になっています。
15時までに最高気温は、大月市(山梨)35.5℃、久喜市(埼玉)35.1℃と、2地点で猛暑日になりました。
東京都心31.9℃、大阪30.0℃とともに、8日連続で真夏日となりました。東京都心で6月に8日連続で真夏日になるのは、1979年(6月18日-26日:この時は9日連続)以来46年ぶり、過去2位の記録です。
関東や山梨は晴れ間が出た一方、九州〜東北の広い範囲で雨となり、最高気温30℃以上の真夏日地点はぐっと少なくなりました。900地点あまりある全国アメダスの内、真夏日地点は昨日22日(日)まで1週間連続400地点以上でしたが、今日23日(月)は134地点でした。昨日22日(日)は今年初の猛暑日となった金沢は22.9℃と12℃以上低くなり、福岡は27.7℃と9日ぶりに真夏日解消となりました。
【15時までの最高気温】
札幌 28.2℃
仙台 29.9℃
金沢 22.9℃
東京 31.9℃
名古屋 27.9℃
大阪 30.0℃
福岡 27.7℃
那覇 32.2℃
いったん暑さ落ち着くも湿度高く熱中症リスク大 今週末から再び猛暑
明日24日(火)〜27日(金)頃まで各地で梅雨空となり、猛暑日地点はゼロ、真夏日地点もグッと減り、いったん気温は落ち着く見込みです。
ただ、気温が30℃を下回っても湿度が高いため、引き続き、熱中症リスク大です。また、夜も気温の下がり方が鈍く、関東以西では熱帯夜(夜間の気温が25℃以上)の所が多いでしょう。ためらわずにエアコンを使用し、こまめに休憩や水分をとりましょう。
そして、今週末(28日土曜)からは再び、最高気温35℃以上の猛暑となりそうです。
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10年に一度レベルの高温
気象庁は今日23日(月)、「高温に関する早期天候情報」を発表しました。これは、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。
北海道・東北・北陸・関東甲信・東海・近畿・中国・四国・九州北部・九州南部・奄美では29日(日)頃から、「かなりの高温」が予想されています。
今年の梅雨は「メリハリ型」。降る時は警報級の大雨となり、梅雨の晴れ間は猛暑続出で危険な暑さに。今週は、「大雨」のち再び「猛暑」に警戒が必要です。
熱中症の応急処置ポ
熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。
まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。