東京株、一時600円超高=中東懸念後退で、円大幅上昇

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2025年06月24日 10:01  時事通信社

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時事通信社

東京証券取引所のマーケットセンター=東京都中央区
 24日午前の東京株式市場で、日経平均株価は一時前日比600円超上昇した。中東情勢悪化への懸念が後退し、幅広い銘柄で買い戻しが入った。午前の終値は415円03銭高の3万8769円12銭。

 前日の米国株式市場では、イランによる米軍基地への報復攻撃が抑制的だったとして、原油価格が下落。米主要株価指数はそろって上昇した。

 加えて、米市場の取引終了後にトランプ米大統領がイスラエルとイランの停戦合意を発表。投資家心理が改善し、東京市場では朝から幅広い業種が値上がりした。

 ただ、朝の買いが一巡すると、利益確定の売りも出て、上げ幅を縮めた。為替の円高も重しとなった。

 24日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=145円台後半に大幅上昇した。米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ観測が広がり、米長期金利が低下。日米の金利差を意識した円買い・ドル売りが優勢だった。中東情勢への過度な警戒感が和らいだことで「有事のドル買い」を解消し、円を買い戻す動きもあった。午前11時現在は145円67〜68銭と前日比1円65銭の円高・ドル安。 
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