



やってきたのは実家の両親でした。私が電話で泣きながら「実家に帰らせてほしい」とお願いしたので、私と子どもたちを助けにきてくれたのです。そして両親は夫に詰め寄りました。ただごとではないその剣幕に、夫も覚悟を決めたようです。


夫も一緒に地元を離れる決意をしてくれました。「たまにしか会えなかったけれど、これからは毎日会えるわね。マナちゃん、ユウくん」母が子どもたちに微笑みかけます。けれど子どもたちは慣れない大人に驚いて私の後ろに隠れてしまいました。



私と子どもたちが傷つくだけの土地にはもういたくありません。夫は義母と私の間に挟まれるだけで頼りにはならないし、双子を連れて出ていこうと思っていました。けれど夫は私たちと一緒に引っ越すことを決意してくれたのです。もしかしたら夫も夫なりに、今の状況に疑問を抱いていたのかもしれません。
私と子どもたちのために駆けつけてくれた両親は、本当に心強い味方です。もうこれ以上ここに住みつづけることはできません! そして私たち家族は、義母に何も知らせることなく引っ越しの日を迎えたのでした。
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原案・ママスタ 脚本・物江窓香 作画・金のヒヨコ 編集・井伊テレ子