ママスタみなさん、最近涙を流したのはいつごろですか。普段あまり涙を流さない人もいれば、ちょっとしたことで涙が出る涙もろい人もいるでしょう。ひと口に涙といっても、肉体的な痛みによる涙や、感動による涙、ストレスからくる涙などさまざまです。小さい頃は注射などで泣いていた人も、大人になるにつれ、映画やドラマで感動して泣いてしまうなど、涙の種類も年齢とともに変わっていくものなのかもしれません。
『感動するとすぐに涙が出てくるんだけど、同じ人いない? これはなんなの? 涙もろいとは違うよね。泣き虫とも違うし』
こちらはママスタコミュニティに寄せられたあるママの質問です。投稿者さんは、ちょっと心が揺さぶられると、すぐに涙が出るようになったのだとか。たしかに著者自身も昔はそこまで涙もろくなかったのですが、最近はすぐ涙腺が崩壊してしまいます。ママスタコミュニティのママたちはどうでしょうか。
共感の声が続々
『すぐ泣ける。涙もろさが異常です。音楽や映像とかちょっとでも良いと思ったら涙が出てるわ』
『わかる。ちょっとしたことで、なんかグッときてホロリとしてしまう』
『私も。特にちょっと泣ける系の絵本はすぐに泣いてしまうから読み聞かせができない』
『わかる。昨夜、テレビを見て号泣してしまった。そしたら中3の娘に「泣けない方がヤバいらしいから、泣いとけ、泣いとけ」と慰められて、また泣くというループに入る。疲れているのかな』
『何気ないこと喋ってるだけなのに涙ぐんじゃうこととかあってなんなんだろうね?』
投稿者さんの疑問に対しては、「わかる!」という共感の声がたくさん寄せられました。投稿者さん自身は、涙もろくなったわけでもなく、泣き虫とも違うと感じているようですが、同じような感覚を持つ人は少なくないようです。涙腺がゆるむのは強く感動したときだけでなく、ほんの少し心が動いただけのときもあるのだそう。涙腺のスイッチが、昔に比べ敏感になったのかもしれませんね。
私が一番泣けるのはコレ!
『合唱コンクールとかすぐ泣く』
『子どもの卒園式から涙腺が壊れてそんな状態になった。泣きたくないのに感情が少しでも昂ると涙が出るから人と喋りたくない(笑)』
『子どものお迎えに行って先生から「今日はこういうことがありました」と話を聞いただけで涙出てくる。困った……』
『体育祭でのダンスとか組体操とか見るだけで泣けてくる。しかも自分の子どもの学年じゃないのに』
『わかる。学芸会とかで自分の子じゃなくても、頑張ってる姿を見ると涙が出る』
多くのママが「子どもが頑張る姿」を見ると自然と涙が出ると話していました。それは自分の子に限らず、他人の子でも同じ。子どもの一生懸命な姿に、自分の子育てと重ねてしまうからこそ、心が動くのかもしれませんね。涙には、悔しいや悲しいといったネガティブな涙もありますが、この涙はとてもポジティブな涙ですよね。
『おばあちゃんと動物関係が弱い。あるおばあちゃんが失明した柴犬と散歩しながら毎日すれ違う人達にお辞儀していて、何故かと聞いたら「私もこんなだし犬も失明していて何かあったとき皆さまに迷惑掛けてしまうかもしれないからお辞儀している」とテレビで見て泣いてしまった』
『お年寄り、動物、子ども、なんでもだけど、最近は中高生が夢に向かって部活とかで頑張っている姿をテレビで見るだけで涙ぐんでる。なんだろ? 感情の昂ぶりで涙が出る感じ』
子ども以外にも、お年寄りや動物にまつわるエピソードを見て、思わず涙してしまうという声も寄せられました。こうした守るべき存在に心を動かされるのは、「守ってあげたい」という本能が働くからかもしれませんよね。あるいは、大人になる過程でいつしか諦めてしまった夢や目標に向かって懸命に頑張る姿や、誰かが困難に立ち向かう姿に、自分を重ねて胸が熱くなるのかもしれません。相手の気持ちに寄り添う力や共感力が豊かになっている証ともいえるでしょう。
正直認める。年を取ると、涙腺が弱くなる?
『年を取って涙もろくなったよ』
『更年期辺りが涙もろかったわ。抜けたらそうでもないよ。小さな子どもや中学生高校生が頑張っている姿をみたらジ−ンとするけど』
ママたち曰く、涙腺がゆるくなった理由は「年を取った証拠」なのだそう。更年期などで情緒が不安定になりやすい時期には、ちょっとしたことで涙が出てしまうようになったママもいました。
今回ご紹介したママたちの涙は、ストレスによるものではなく、どちらかといえば前向きな感情に由来する情動の涙です。ちょっとしたことで涙を流すのは、それだけ日々子育てに奮闘しているからこそ。自分の頑張りが子どもの成長につながっていると実感し、ふと安心して涙があふれることもありそうです。これから年齢を重ねていくと、親しい人との別れなど、涙の理由も少しずつ変わっていくかもしれません。涙は心のデトックスであり、自分自身を癒す大切な手段。今後もさまざまな人生経験を経て、涙の数だけ強く、心豊かになれるのではないでしょうか。
文・安藤永遠 編集・荻野実紀子 イラスト・よし田
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