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コラムニストえのきどいちろう氏が5日放送のTBSラジオ「ナイツのちゃきちゃき大放送」(土曜午前9時)に出演し、鹿児島・トカラ列島で多発している地震に関連して、SNS上でみられる一部のコメントについて意見を述べた。
番組では、十島村・悪石島で最大震度5強が計測されるなどの自身が続き、村民が島外避難している状況などを伝えた。
えのきど氏は「トカラ列島、今朝もあったでしょ。5強って大変ですよね」と現地を心配すると、「ネットで『何でそんなところに住んでるんだ』っていうさ」と、避難中の居住村民に向けた心ない声があることを紹介。ナイツ土屋伸之が思わず「え〜?」と、信じられないように声をあげた。
えのきど氏は続けて「能登半島地震の時もあったけど『そんな不便なところに、何をすき好んで住んでいるんだ、引っ越せばいいじゃないか』という(声がある)。何て言うの、スマートシティみたいな感じで、住まいとか居住地域の効率化みたいなことをたぶん前提にして言っているようなことなんだろう、と思うけど」と発信者の心境を推察した上で、「群発地震が起きているところに、しかもへき地の諸島に何で住んでいるんだ、という」とあらためて一部の声を説明した。
その上で、えのきど氏は「でもそんなことさ…ふるさとじゃん!」と、それら心ない意見を批判。「ずーっと(先祖から)代々いたり、そこが一番大事なところなわけじゃないですか。だから、そんな言い方ないな、と」と言葉を重ねた。ナイツ塙宣之も「意味合いが違うにしても、言葉が独り歩きして、その人が聞いたら嫌な気持ちになりますよね」と村民を気遣うと、えのきど氏は「絶対嫌な気持ちになる」と即答した。
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えのきど氏は、島民の人口が多くはないことも示しながら「(島民からの)大きな跳ね返りはないかもしれないよ、しかも現に大変な人なんだから、反論する余裕なんかないと思う。だけど、そんなこと言っちゃダメなんじゃないかな、と思います」と気遣うと「そんなこと言ったら、よく地震があるって、日本列島そうじゃん。外国の人からそんなこと言われたら腹立つでしょ」とコメント。「人が、どこの土地に愛情を持っているかっていうのは、すごく大事なことだし、アイデンティティーの根幹だと思うので、そんな言い方はやめてあげてほしいな、と思いました」と結論づけ、土屋も「本当にそうですよね」と同意じた。
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