
連日猛暑が続いていますが、みなさん、「常温保存」がすすめられている食品や調味料、どうされていますか?どうやって保存したらよいのか。プロに聞いてみました。
【画像を見る】野菜、バナナ、調味料、目薬…常温保存して大丈夫?
夏の暑さ…野菜やバナナは常温保存して大丈夫?山形純菜キャスター:
“常温”は何℃なのか。厚生労働省によりますと「外気温を超えない温度」とされているそうです。
では、メーカーの常温はあるのか。▼江崎グリコ:15〜30℃、▼カゴメ:28℃、としています。これを目安とすれば良いと思います。
では、この暑さで一般的に常温保存しているものはどうしたらいいのでしょうか。
家事アドバイザー・All About節約ガイドの矢野きくのさんによりますと、「玉ねぎ」や「じゃがいも」「かぼちゃ」「さつまいも」などの根菜類は、基本的に常温で大丈夫ということです。適温は10〜25℃。
ただ暑さで傷みやすいため、キッチンペーパーで包んで野菜室に入れると良いということです。あとは、涼しい場所に置いておくのも基本的に大丈夫ということです。
では、「バナナ」はどうでしょうか。
バナナなどの輸入販売会社「スミフルジャパン」によりますと、食べ頃まで熟成させるために常温保存して良いということです。
“茶色の斑点”が出てきたら、いわゆる食べ頃です。その後、すぐに食べきれないとなったら、冷蔵保存して良いとのこと。
熱帯の植物なので、冷蔵保存すると低温障害で少し皮が黒くなります。しかし、黒くなっても皮の色が変色しているだけで、味には影響がないということです。ただ2〜3日以内が食べ頃ということでした。
|
|
山形キャスター:
調味料はどうでしょうか。矢野さんによりますと、「しょう油」「酢」「みりん」などは常温保存で良いということです。
しかし、「減塩しょう油」「だししょう油」「みりん風調味料」などは、開封後、必ず冷蔵庫に入れると良いそうです。
なお、「料理酒」は常温でも良いのですが、長く使いたいというときには、冷蔵保存がおすすめとのことです。
「みそ」は、暑さに弱いということで25℃以上だと、色が変わったり風味が落ちることもあるそうです。
では、どこに保存すればいいのか。冷蔵保存、そして、冷凍もして良いそうです。「みそ」は冷凍しても固まらずにそのまま使うことができます。酸化による劣化を防ぐため、フタやラップで密閉するようにしてください。
山形キャスター:
食品から離れて、「目薬」はどうでしょうか。
CS眼科クリニックの宇井牧子院長によりますと、室温保存で、目安は1〜30℃ということです。
これよりも室温が高くなってしまっている場合は、冷蔵保存ができます(効果は変わらず)。
ただ、目薬は凍結すると変質してしまうので、注意が必要です。
また、封を切って使い始めてから1か月以内に使い切ることを推奨しています。
矢野さんによると「七味」は「『開封後に要冷蔵』というものがあるので、パッケージの確認をしてほしい」ということです。
|
|